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2007年2月14日 (水)

きじばとさんのこと

ちがいがわかるといろんなことがみえてきます。 ハトにはおもにドバトとキジバトがいます。 どちらも人間の住む地域で見られます。 ドバトはみなさんが公園で見かける灰色のハトです。 いっぽうキジバトはドバトほど群れをなすわけではなく、たいがいは1羽かつがいで見かけます。

070214kijibato1 キジバトは羽の色がなんとなく虹色にひかっています。 公園の潅木の下とかにいたりして、でもドバトほど人間慣れはしていません。  ドバトは正式にはカワラバトといいます。 ただしカワラバトは野生の類を言うことがあります。 公園で餌付けをされているのは狭い意味でドバトですが、種類としては同じです。

ドバトは飼鳥とされて撃つと動物愛護法に触れるそうです。 しかしキジバトは野鳥なので法には触れないらしいのです。 そんなの人間の勝手ですよね。 ボクには理解できません。 ただ飼鳥というのはすごくわかります。 子供の頃、伝書鳩が流行っていて、となりのケンちゃんが飼っていました。 ボクも何度かハト小屋に入ってハトと遊びました。 よく慣れていたものです。

でもボクは野鳥のキジバトのほうが好きです。 なんだか自由な感じがするのです。 近づくと間合いを置いて離れます。 不用意に近づくと飛んで行ってしまいます。 (ドバトも大差ないですが)

070214kijibato2 つがいで餌を探しているキジバトのすがたはとても好きです。 仲良しでつかず離れず同じようなリズムでコンコンと地面をつついています。 首の横の青白の模様がいつも気になってしまいます。 どこかオシャレな感じです。

キジバトは別名ヤマバトとも呼びます。 つがいを見かけてかれらがちょこちょこと動き回るのを見ていると、なんだかうれしくなってきます。 野鳥でもなければ飼鳥でもない、その中途半端なところ、でも良く見るときれいな羽をしているところ。

もしキジバトを見かけたら、あまり近づかずにじっと観察してみてください。 きっとかれらのことが好きになると思います。

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2007年2月12日 (月)

やまのけしきのこと

ボクは登山家ではありません。 渓流の釣りをする人です。 でも渓流は山にあります。 どんどん沢を釣りあがっていって、最後に尾根筋にでることもあります。 そんな時いい景色を見られるとまた別の喜びを感じます。

070211yama 日本は山国です。 だから山に登ると山が見えます。 ただ登山道から登った山の景色と、沢から登った山の景色はたぶん違うのだろうと思っています。 山があるから谷があります。 谷には水が流れています。 この水とボクたちは長い間付き合って暮らしてきました。 それを見ながら登っていくことは、時をさかのぼることに通じるものがあります。

山の神様は水の神様でもあります。 ただ川で遊んでいると、昔はもっと水がたくさんあったとか、山が豊かだったとか聞きます。 昔は知りません。 でもこの10年でもずいぶん様変わりしたところもあります。 ダムもそうです。 必要でないとは思いませんが、ダムとダムとのあいだのつながりとか意味合いがおかしなものがたくさんあります。 ダムが壊れるのを防ぐためにダムを作るなんてまさにそうです。

またダムはいつまで持ちこたえるかという答えを聞いたことがありません。 ピラミッドや仁徳天皇稜みたいに何千年も持つのでしょうか? きっと100年も厳しいのではないかと思います。 山の清水は大地と森という自然のダムから湧き出たものです。 ダムを壊すという工事を真剣に考えないとならない時代はもう目の前に来ているように思います。

今、日本の山の木は9割が人工林か二次林だと言われています。 二次林とは災害で崩れたり、人工林で伐採したあと自然に再生しているものです。 多くの植林はここ100年の間に行われました。 そのツケがいつまわって来るのか、それをきちんと考えて次の100年を考えることが、今問われているのだと思います。

070211yama2 この時期黄色くなる山が目立ちます。 杉林です。 今年は花粉が少ないといわれていますが、今年がよければいいのでしょうか? バランスが崩れるスピードが一時的に緩んだだけかもしれませんし、来年はどうなるかわかりません。 100年とか1000年を生きてきた樹木に知恵があるとしたら聞いてみたいものです。 人間はこれからどうなるのですか?

なんでボクが森のことを気にするかを考えてみると、嘆いていても始まらないからなのだと思います。 1000億本の樹木のうち、10本をいい木に出来たら、それはボクができる自然への恩返しなんだろうと思っています。 木を学ぶことで、時間を学びます。 人間を学びます。

この世はすべてのものがつながりあって成り立っていることを忘れているひとが多いです。 賢い人がいれば馬鹿な人もいます。 でも全部賢い人だったら、それは賢い人じゃない。 それぞれ違いがあって、役回りがある。 人間にも自然の中での役回りがあると思います。

山の景色を見ながら、そんなことを考えてしまいました。

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2007年2月 4日 (日)

暖冬のこと

ことしの冬はあたたかいです。 いや、ことしの冬もあたたかいです。 毎年すこしずつ地球の平均気温があがってきていることは、みんな知っています。 冬ってもっと寒かった気がします。 だからくまさんもときどき目が覚めます。 でも冬は鉄砲解禁の季節だから、気をつけましょう。

070204_tsugumi

ぽってりとふとったヒヨドリが電線に留まっています。 羽があったかそうです。 今日も12度ほどになりました。 冬の羽毛に包まれたからだにとってはぽかぽかで気持ちよくて、つい留まったままぐうすか眠ってしまいそうでした。

東京の1月の平均気温は、観測の始まった1876年から1900年までの平均が2.7度でした。 そして1925年までの25年の平均は3.0度、1950年までが3.3度、1976年までが4.6度です。 最初の100年で1.9度上昇しました。 それから次の25年、1976年から2000年の平均は5.8度、そして21世紀になってからの平均は6.1度です。 100年前と比べて3度ほど気温が高くなっているんですね。 暖冬は過去との差で決めますので、暖冬といっていればだいたい間違いないわけです。

いっぽう夏(8月)はどうかと調べてみました。 1876年から25年刻みでまとめると、1900年までが25.7度、1925年までが25.2度、1950年までが26.4度、1975年までが26.8度、2000年までが27.1度、21世紀に入ってからが27.2度です。 夏のほうは1.5度高くなっているだけで、こっちは暑い夏か冷夏かのコメントはむずかしそうです。

最後に1年の平均は、100年前の平均13.8度に対して、21世紀に入ってからの平均が16.5度ですから、やはり3度近く上がっています。 こうやって自分で調べてみると、温暖化ってほんとうに深刻なんだなって納得してしまいます。

070204_ume 公園の梅が咲き始めました。 とってもきれいな花です。 桜はもっとあたたかい時期なのでちょっとぼけぼけした感じですが、梅の花は寒い時期に咲くのできりりと引き締まった感じがして桜より梅のほうが美人だなって思います。

こんなきれいな自然をいつまで見られるのでしょうか? 温暖化についてはすでにPoint of No Return(もう取り返しのつかない限界点)を超えているとも言われています。 人間は数十年から百年程度しか生きませんので、もっと長い時の移り変わりを体感できません。 でも樹齢数百年の大木はそれを知っているのだと思います。

だからぼくたちは森や山や川や海という自然からそのことを学ばなくてはならないんですよね。 日本沈没って冗談ではすまないかもしれません。 確実にそれを裏付ける数字が出ています。 地図帳を開いてみてください。 その黄緑色の部分が全部海になってしまったら・・・こわいですね。

船でビルの残骸を見る観光なんてのがあって、みなさんこちらがかつて日本の中心だったという東京都の都庁ビルです。 船着場はかつての20階になりまぁす・・・・なんてこともありえそうな気がしてなりません。。。

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