« 野川のとりのこと | トップページ | グローバルなオニタビラコのこと »

2007年5月 6日 (日)

シャガのこと

01_13 ユリかアヤメか、花はユリっぽいが、葉はアヤメっぽい植物を谷合で見つけました。 花の直径は5cmくらい。 調べてみるとシャガというアヤメ科の植物でした。

シャガは中国から渡来した花で、杉林や竹林の林床に群生します。 私が見つけたのは谷合の斜面でした。 やはり畳1畳分くらいの広さで群生していました。

学名は Iris Japonica といいます。 アヤメ=Iris(アイリス)はギリシャ語で「虹」という意味だそうです。 中国から来たのにJaponicaと付いているのにはちょっと首を傾げますが、暗い谷合を明るくするようなきれいな花を咲かせます。

02_4 どうもこの花は1日しか咲かないという話もあります。 だとすると貴重なタイミングで出合った訳ですが、どうなんでしょうか? また普通は球根や種子で子孫を残すのですが、このシャガは三倍体* であるため、一般的な繁殖は出来ず、地下茎で広がっていきます。 それが群生する理由でしょう。 また三倍体であるということは、人間が移動させて広がったと考えられます。 撮影場所は比較的人里に近い場所でした。

不思議な植物だったんだと知って、なんだか自然と人との係わりの接点を見たような気がしました。

*三倍体・・・染色体が基本数の3倍からなります。 四倍体と二倍体(通常)を掛け合わせることで生まれ、有性生殖では子孫を残せません。 種無しスイカやその他の園芸植物には多く存在します。 またニジマスなどにも3倍体のものがあり、体も通常20~40cmのところが1mにもなったりするようですが、彼らも子孫は残せません。

|

« 野川のとりのこと | トップページ | グローバルなオニタビラコのこと »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: シャガのこと:

« 野川のとりのこと | トップページ | グローバルなオニタビラコのこと »