キセキレイのこと
野鳥の撮影は難しいです。 渓流釣りに行ってキセキレイを観察しました。
キセキレイはこんな流れの近くでよく見かけます。 尻尾をぴょんぴょん跳ねながら動く姿はとてもかわいらしいのですが、近づくとパタパタと飛んでいってしまいます。 でもキセキレイは水辺が行動領域ですので、しばらくするとまた戻ってきます。
2枚目の写真は道路わき・・・といっても沢のすぐそばですが、ちょっと首をかしげながらこっちに向かってくる姿です。 お腹が黄色いのはキセキレイの特徴です。 とりわけオスはお腹全体が黄色です。 そしてこのキセキレイは喉周りも黒いので間違いなくオスでしょう。 こっちが動かなければ少しずつ近寄ってきます。
とにかく常にチョコチョコ動くのできれいな絵は撮れませんでした。 時刻も17時ころでしたので、明るさが不足してシャッター速度が60分の1秒前後になり、動くキセキレイはどうしてもブレてしまいます。 でもだんだんこっちに近づいてきます。 もう少し近くに来てくれたら良いのにな・・・と思っていたら、4~5mくらいまで寄って来ました。
と、その途端向きを変えて左のほうへ走り出しました。 最後の1枚は必死で撮影したのですが、やっぱりブレてますね(~_~;)。
さて、キセキレイという鳥は日本全国にいるのですが、秋になると西日本や九州・沖縄へ南下し、春になるとまた東日本~北日本へ戻ってくる渡り鳥です。 そのため私がしばしば行く渓流では夏にしか見られません。
4月になると繁殖期にはいり、オスは縄張りを作ります。 チチチチと鳴きながらメスを呼ぶわけですが、テリトリー志向性が強いので一度去ってもまたその場所に戻ってくるんですね。 じっくり観察しているとほんとに可愛いですよ。
| 固定リンク | 0
コメント