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2007年6月 6日 (水)

アカミミガメのこと

01_44 池を泳ぐ亀・・・ボクにとって身近なカメはクサガメです。 子供の頃はクソガメと呼んでいました。 ところが東京のとある池 (井の頭公園であります) で泳いでいたカメは首に赤い筋がありました。 これはクサガメではありません。 アカミミガメという帰化したカメでした。

アカミミガメはもともとミシシッピアカミミガメといい、名前のとおり北アメリカ原産です。別名をミドリガメといえば、ああそうか・・・とうなづく人も多いと思います。

02_19 ミドリガメといえば小さくて可愛いものと思っていました。 お祭りの売店で売っていたのを鮮明に覚えています。 ボクは貧乏なほうだったので、カメなんかどこにでもいるのだからと買って貰ったことはありませんでしたが、ちょっと小金もちの家では水槽に飼われていたものです。 そのミドリガメが捨てられて大繁殖して、今では全国各地にいるのです。

01_45 クサガメをクソガメと呼んでいたと書きましたが、クサガメでも「糞」が「臭」になっただけでたいした違いはありません。 ミドリガメ(アオミミガメ)が緑っぽい甲羅をしているのに比べ、色はほとんど灰色、背中に3本の折れ目?があるのがクサガメの特徴です。 井の頭池ではたくさんのカメがカルガモを囲んで休憩していましたが、ほとんどがアカミミガメでした。 クサガメはどこへいってしまったのでしょう?

もっともクサガメももとは大陸からの帰化だとも言われています。 日本固有種はイシガメだけのようです。 イシガメ・・・そういえば40年も前のこと、田んぼなどにいましたねえ。 ちょっと小さめですが、あぜ道を歩いていたりしていました。 当時は田んぼの中の小川で、ヤゴ、ゲンゴロウ、タガメ、ミズスマシなどを容易に見つけることが出来ましたし、フナやハヤがいくらでもいました。 有機農法の時代ですから、肥溜めに落ちることもまああったような・・・それが豊かな自然を育んでいたんですね。

小川に入って、魚や虫を捕まえていると、足にヒルがくっついているなんてのは日常茶飯事でした。 ヒルはきらいですが、最近はヒルすらあまり見かけないですね。 まあヌマビルもヤマヒルもいないほうがいいですが、それすらいないのはやはり寂しいものです。

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