アジサイの季節のこと
週末はグズついた天気でした。 ほんとうは山の渓流へ釣りに行きたかったのですが、こういう不安定な天気のときは危ないです。 これまでにも何度となく雷雨に見舞われ参ったことがありました。 君子危うきに近寄らず、ましてやぼのぼのをや・・・?ですから、おとなしくしてました。
今日(日曜日)になっても昼過ぎまで雷雨が時折襲ってきましたが、午後3時ころには空が明るくなりました。ボクはもともとひきこもりとは正反対なので、早速わりと近場にある砧公園へ散歩に出かけました。
もう花は少ない時期になっていて目立つのはドクダミです。 そして雨が紫陽花(アジサイ)の開花を呼んできました。 きれいなガクアジサイが咲いています。 ガクアジサイは花びらに見える部分ではなく、真ん中の小さなたくさんあるのが花です。 周りの青いのはガク片といいます。
こちらは普通のアジサイです。 さてアジサイは草でしょうか、それとも木でしょうか? そう、木なんですね。 ユキノシタ科の低木とされています。 私にしてみればどっちでもいいというか、木の定義は登れるのが木で登れないのが草という程度かもしれません。 しかしアジサイっていろんな色があって見る人を楽しませてくれますが、きっとそれは自然のものではなく人間が作り出したものなんでしょうね。
モンシロチョウがシロツメクサに留まって蜜を吸っています。 アゲハはあまり見かけなくなりましたし、モンキチョウも最近はトンと見かけませんが、モンシロチョウは都内でもよく見かけます。 いろんな環境に対応できるのでしょうね。 じっくり見てみると触角や眼はやはり昆虫特有のグロテスクさを感じさせます。 モンシロチョウの幼虫は青虫です。 青虫も最近は見た記憶がほとんどありません。 でもモンシロチョウが飛んでいるということはどこかに青虫がいるんでしょう。
モンシロチョウのオスメスはお互いを色で見分けているそうです。 しかし人間から見るとどっちもモンシロチョウ。 実は紫外線を通すとメスのハネは白いのですが、オスは黒く見えるので、モンシロチョウにとってはまったく違う色に見えているんですね。
砧公園はその昔ゴルフ場でした。 昭和32年といいますから私が生まれる以前(正確にはちょっとだけ前)にそのゴルフ場から公園に変わりました。 自然の川(谷戸川)を利用してクリークにしていたのでしょう、園内に流れる川は石組みで作られています。 谷戸川は祖師ヶ谷大蔵あたりが水源でしょうか・・・しかし今はここが水源と言ってもいいと思います。
ここから水は聖ドミニコ学園の脇を流れ、丸子川に合流、二子玉川を横切り、等々力渓谷からの流れを合わせ、田園調布で多摩川に注ぎます。 写真の水がそういう旅をこれからするんだなあ・・・と、この水源にあるつり橋からしばし落ちる水を眺めていました。 そんなにきれいな水ではありませんが、絶え間ない水の流れはやはりいいもんです。
雨が上がってよかったな。
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コメント
わたべさん、あれはモンシロチョウを追いかけながら20枚くらい撮ったうちの1枚です(^_^;)。リコーR6はテレマクロが効くので便利です。テレ側いっぱい(35mm換算で200mmくらい)で25cmくらいのところから撮影するとあれくらいのアップでしょうか。
わたべさんの言うようにWBなども調整すると自分の見たイメージに近い色になったりしてなかなか奥が深い・・・と最近になって写真の難しさを痛感しています。
伊吹も良かったようで何よりです。 いつも野遊び焚き火を楽しみに拝見させていただいてますよ。
投稿: ぼのぼのぶろぐ管理人 | 2007年6月10日 (日) 23時27分
モンシロチョウのピンとドンピシャで綺麗に撮れてますね。
レンズの描写力、あるなぁ・・と感心です。
あ、中野さんの腕か!(^^)
投稿: わたべ | 2007年6月10日 (日) 20時25分