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2007年8月10日 (金)

江戸気質+大阪気質=日本文化のこと

ボクは西日本の生まれです。 山口県宇部市で生まれ育ちました。 18歳のときに大阪をと飛び越えて東京に出ました。 もう東京の生活は30年を超えます。 一時期仙台に住んでいたこともありますから、実質は30年未満ですが。

Osaka_kanban いつだったか大阪駅の上にあるグランビアというホテルに宿泊していたとき、窓から景色を眺めていたら、面白い屋上看板を見つけました。 消費者金融の看板はどこにでもあるのですが、ここのプロミスの看板は斜めに立っています。

大阪の人と仕事をしていていつも思うのは、人生を楽しんでるなってことでしょうか。 おそらく東京の人から見るとふざけていると思われるときも、実は真面目に楽しんでるように思います。

話のとっかかりに必ず「つかみ」を入れたり、最後に「オチ」をつけたり。 大阪の人同士の会話では、「そんでオチはないんかい?」なんて言葉を聞きます。 目立つこともまた大阪の価値観のひとつではないかと思います。 それがこの看板に表れている気がするのです。 東京の人なら素直に「曲がってる」と思いますが、大阪のひとは「おもろいやないけ」とくるんだと思います。

東京の人と大阪の人はお互いに意識しあってます。 決してお互いを良くは思っていないと自覚していても、気になっている・・・その東西対比の文化もまた、日本のいろいろな文化の根幹に流れています。

ボクは大阪を跳び越して東京に出てしまったので、両方とも異文化でした。 おそらくそういう田舎育ちの人なら、この感じ方がわかるんじゃないかと思います。 見ていてとても面白いです。

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