サルスベリの花のこと
30度を超える暑さの中でしたが、砧公園へ散歩に行ってきました。 さすがにこの暑さでは芝生で遊んでいる家族連れも少なめでしたが、汗を拭きながら樹木を観察してまわりました。
今、この猛暑の中でサルスベリの花が咲き始めています。 満開という時期は特になく、7月から秋の半ばまで枝の花が順々に咲いていきます。 そのため百日紅(ヒャクジツコウ)とも呼ばれます。
今日はわたべさんのアドバイスを思い出しながら撮影してみました。 コンパクトカメラでは確かにしんどいのですが、リコーのR6のマクロはなかなかの描写をしてくれていると思います。 なかなか焦点が合わないのが難点ですが、一昔前のコンパクトカメラではとても描けないだろうと思います。
もう1枚は白いサルスベリの花です。 どうしても色の華やかな花に人気があるようで、ピンクのサルスベリにカメラを向ける人は見かけましたが、白い花に向ける人はいませんでした。 でもなかなかきれいです。 幹の樹皮もツルツルしていて独特なのですが、花もまた一種独特のものです。
サルスベリはお寺などによく植えられていますが、もともとは中国から移入された樹木です。 もうひとつこの樹木が独特なのは「コクサギ型葉序」という葉の付き方です。 普通は対生といって同じ場所から左右に生える形か、互生といって交互に右左と生える形なのですが、サルスベリは右右左左と生えていくことが多いのです。
下の先っぽが丸っこいのがサルスベリです。 よく見てみると、右右左左となっているのがわかります。 また上の先っぽが少しとんがったのはシマサルスベリです。 花もまったく異なります。 樹皮はよく似ているので、同じ種だとばかり思っていましたが、比較してみるとまったく異なる点が多々あるんですね。 シマサルスベリの花についてはまたこんどということで・・・しかし今日もほんとうに暑い一日でした。
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