みずのこと
水ってボクたちにとってなんだろう?
<以下共同ニュースより>
「新・名水百選」選定へ、地域の保全活動重視・環境省
新しい名水百選を選びます――。環境省は22日、全国のわき水や地下水、河川のうち、地元の保全活動で水質や景観が保たれている100カ所を「新・名水百選」(仮称)に認定すると発表した。
来年7月、環境問題が主要議題となる北海道洞爺湖サミットが開かれることから、鴨下一郎環境相は「サミット前の6月には百選を発表し、多くの人に水の大切さを考えてもらうきっかけにしたい」と話している。
1985年に旧環境庁が選定した「名水百選」はそのまま維持し、今回は別の100カ所を選ぶ。
環境省は選定要件として水質や水量のほか、地域住民が清掃などの保全活動をして暮らしの中に生かしているか、故事にちなむなどの特徴があるか、なども重視する考え。そのまま飲めるかどうかは基準にしない。
来年3月末までに各都道府県が4カ所まで推薦し、有識者らが審査。選定地には「認定証」が贈られる。〔共同〕 (21:53)
<以上引用>
日本は「水の国」です。 山里に入れば、きれいな水が豊かに流れています。 それは絶妙なバランスの元に成り立ったものでもあるのです。 名水百選自体、ボクは眉をしかめずにはいられなかったのですが、その続編が選定されるとなると、環境省は本気で環境を守りたいのではなく、それによる観光収入などを優先したとしか思えないのです。
注目されることは悪いことではありませんが、残念ながら結果としてそこには環境とは縁遠い人々が押し寄せ、ゴミを残し、自然を荒らすのはこれまでの歴史にあるとおりです。 古(イニシエ)から人々は大切な場所を神聖な場所としてみだりに立ち入ることを禁じてきたものです。 それはタブーのようなものではなく、その土地の人々が生きていく上で守り続けなければならないものだと知っているからなのだと、山里を多く見てきて感じられるようになりました。
決してグリーンピースのように開発や自然破壊に対して完全敵対するわけではありません。 ただ、守るといいながら現実は壊すのを見ていられないのです。 この国ほど豊かな自然環境の条件を持つ国は稀だと思いますが、それをどうすれば守れるかをきちんと考えられる人がもっと増えて欲しいと願って止みません。
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