野鳥の楽園にはまだ遠いのこと
小田急線は和泉多摩川と登戸の間で多摩川を越えます。 ちょうどこの辺りは1974年に堤防が決壊し19戸の民家が流され、『岸辺のアルバム』のモチーフになったところです。
ボクは1980年代の初めに登戸に住んでいました。 『岸辺のアルバム』が放映されて数年後の当時はまだかなり汚れていた印象があります。 最近また訪れるようになって、ここ10年間の間にかなりきれいになったと実感できるのはちょっとうれしい気持ちです。
宿川原堰堤の周りには数え切れないほどの野鳥がいました。 カルガモ、マガモ、コサギ、チュウサギ、ユリカモメなどの大型の鳥と、セキレイなどの小さな鳥が休んだり飛び回ったり。 陸上ではせせらぎ館で自作した凧を飛ばして子供たちが歓声を上げています。 堰堤下の溜まりではカルガモ(オナガガモかも・・・)たちがシンクロナイズド・スイミングのようにおしりをおったてて餌探しをしています。
ところが二ケ領用水の取水のところにはたくさんのゴミが溜まっていました。 とても残念ですが、まだまだこういうゴミを捨てる人たちがいるんですね。 ハクセキレイがゴミの上をピョンピョン跳ねているのが妙に無邪気に見えて、人間と自然の関係の縮図を見せられているような気がしてなりませんでした。 だいぶ良くなったんですけどねえ・・・。 もう少し頑張らないと。
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