馬事公苑の散歩のこと
土曜日に17度まで上がった気温が嘘のように冷たい北風が吹く日曜日でした。 でも天気は快晴、自宅から10分足らずの馬事公苑に散歩に行きました。 競技会があったようですが、強風のためにスケジュール訂正の張り紙も出ていました。 下地は砂ですからあまり風が強いと吹き上げてしまうのでしょう。
すぐに挨拶に来てくれたのは、昨日八王子で撮れなかったヒヨドリです。 ハトよりもわずかに小さいくらいの大きな野鳥です。 日本固有の野鳥で、もともと夏は山で過ごし冬になると餌を求めて人里に下りていたのですが、環境の変化からか今では街でも一年中見られるようになりました。
頭がボサボサでちょっとモヒカン系?ですが、見る角度によってはボサボサに見えないこともあります。 クロマツの枝に留まったヒヨドリは、その直前に足元から1mあまりの植栽に留まっていたのに気づかず追い立てる結果になったのですが、それほど遠くない枝に留まってくれました。 人なれしているんですね。
しばらく歩いていると一羽でピョンピョン徘徊しているツグミを見つけました。 草の間に落ちている馬のフンの残りでもつついているのでしょう。 馬事公苑には広葉樹が沢山あって、野鳥たちの餌にもこと欠きません。 それに馬がいて、犬や猫も入り込まないので、天敵も少ないのです。 そういう場所なので、ツグミに限らずシジュウカラやその他の多くの鳥たちも地面で捕食していることが多いのだと思います。
写真のツグミはときどきこうして遠くを見るしぐさをしました。 上の写真のツグミよりは警戒心が強そうです。 冬のこの時期はツグミをよく見かけますが、もうすぐ春になって暖かくなると北の国へ飛んでいってしまうんですよね。 あと1ヶ月くらいは見られるかなあ。
最後にジョウビタキです。 実はこの鳥を確認したのは初めてなのですが、庭に来る野鳥なのだそうです。 羽の白斑とオレンジ色(ちょっと茶色系)の胴がきれいでした。 ジョウビタキも冬に渡来する鳥です。 去年の冬はまだ鳥のことをほとんど知らなかったので、今回が初めてになったのでしょう。
冬鳥がいなくなるのは寂しいですが、それは季節の移り変わり。 南から来る鳥の代表はツバメですが、最近はあまり見かけなくなりました。 カラスの増加や街の変化で巣を守れなくなっているのかもしれません。 冬は葉も落ちて野鳥を見るのにはもってこいの季節でした。
梅の花も咲き始めました。 もうすぐ春です。 そして釣り人にとっては解禁。 渓流でまたキセキレイに会えるでしょう。
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