小菅の春のこと
今日は暖かい春の週末、小菅川に行ってきました。 釣果はヤマメ1尾でしたが、とても気持ちのいい釣りが出来ました。(瀬音の森渓流通信に記事があります)
山のこんな斜面に畑を開いて毎年耕して作物を植えています。 山里の風景の中でもとりわけボクが好きな風景です。 東京からさほど遠くないこの村ではあちこちに見かけます。 この畑を維持するだけでもとてつもない忍耐と体力が必要です。 土が流れないように、斜面の上から下に向かって鍬(くわ)を入れなければならないのです。
山里の人々は決して自然を壊したりはしません。 こうして狭い畑を耕して土を保ち、それが山の土壌を維持しているのです。 イノシシやハクビシンが作物を荒らします。 「大変ですね」と言うと、「動物たちも生きるのに必死だから少しくらい分けてやってもいいよ」と村の人は言いました。 それが山里のこころです。
春暖かいといっても、日陰にはまだ雪が残っています。 小菅村の今日の最高気温は17度くらいだったのですが、森の木陰にはまだこんな冬が残っていました。 杉の実と葉が解けながら半分氷になった雪の上で春の日差しの輝きに包まれていました。
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