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2008年4月30日 (水)

ミズキとムクノキの花のこと

1_4 3 2_3ミズキの花です。 5月~6月に開花します。 小さな花が集まって葉の上に大きく開いています。遠目にミズキを見ると段々に枝がはって何層にもなっているように見えます。大きな樹木ですが、花の一つ一つはとても小さくて清楚です。写真は明治神宮御苑と代々木公園のミズキですが、どれもたわわに花をつけていました。

1_62_4いっぽうこちらはムクノキの花です。 ムクノキといってもあまりなじみがないかもしれません。ケヤキによく似た樹木ですが、幹をよく見るとケヤキと違って縦に浅く筋がはいっていますので同定は難しくありません。 ただ老木になると幹の樹皮が剥がれてきて見分けが難しくなります。花期は4月~5月。写真のムクノキはとても沢山の花をつけていました。

落葉広葉樹は葉が青く茂るとともに花を咲かせますが、特に目立つ花ではないので気づかないで過ごしてしまうことがほとんどだと思います。 でも30mになろうという大木の花や実が数ミリしかないということに面白みを感じます。

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ちがうけどにてるのこと

1この季節(4月下旬)に庭先や草むらで見かけるムラサキサギゴケです。 日当たりが良いけれどもちょっと湿った場所に生えます。 とても小さな花で大きさは1cm~2cm程度。 オオイヌノフグリが消えたあとに今こそ自分の時季だといわんばかりに咲いています。

2 ムラサキサギゴケに似た花はいろいろあるのですが、ランの仲間のエビネもそのひとつです。 本来はまったく違う植物なのですが、なんとなく花は似ています。 エビネはいかにもランらしい葉の真ん中から花茎を伸ばし15cm~30cmくらいの花の束をつけます。

1_2 全体はこんな感じです。 ムラサキサギゴケとはぜんぜん違いますね。 結構栽培する人も多いらしく、一時は乱獲で危うい時期もあったそうです。 普通の野草なんですけど、ブームってこわいですね。 踏み荒らしてボロボロにして通り過ぎた後に良かったと思えることはほとんどありません。

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2008年4月29日 (火)

ヤマガラのこと

1ヤマガラに会いました。 シジュウカラの仲間はあまり目立たない灰色をしたものが多いのですが、ヤマガラは赤茶色の色彩の胴がきれいなカラ類です。日本と朝鮮半島にしかいないカラ類の中では狭い生息域で、土着性の高い野鳥といわれます。東京都心部では明治神宮にしかいないとものの本には書かれていましたが、この写真は白金(自然教育園)で撮ったものです。

3 2枚目の写真は明治神宮の御苑で撮影したヤマガラです。 ミズキの葉陰で写りは悪いですが、なにやら昆虫の幼虫を捕らえたようです。 土着性が強いので、テリトリーから出ることはほとんどないということは、また同じ場所で見ることが出来るということになります。

2 ボクがヤマガラを見たのは、小菅の小屋のそばと明治神宮と今回の白金です。意外とお茶目な動きをするのはカラ類共通で、とてもかわいい動きをします。渡り鳥が多い中で、一年を通じて都心にヤマガラが住み続けられるということには、ちょっぴり東京も良くなってるのかなとうれしくなりました。

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2008年4月27日 (日)

フジの花さいたのこと

1_2フジの花が咲き始めました。 釣り人であるボクにとっては季節を計るものさしです。 この花が咲き始めると昆虫の羽化が活発になり、そのために渓流の魚たちは水面の餌を捕食するようになります。 ボクがやっている毛鉤釣りの時期が盛期になってきたことを教えてくれるのが藤の花なのです。

2_2 藤の花は垂れていますが、上から下へ咲いていきます。 紫と白とがありますが、やはり紫が藤らしい気がします。 藤は他の樹木に寄生して巻きつく植物ですので、手入れをされている林にはほとんどありません。 放置林に多く見かけます。 また野山に自生するヤマフジ(ツルが左巻き)と藤棚にされるノダフジ(右巻き)があって、ノダフジは園芸種です。 大阪の福島区野田というところで作られたのでノダフジと名づけられたそうです。

3_2 あちこちに見事な藤棚を見かけますが、いちばん楽しめるのはこ5月前後でしょう。 日本人には好まれてきたらしく、地名人名に「藤」のつくものを数えたらきりがありません。 藤原、藤田、藤本、藤木、藤山、藤村・・・また下につくものはもっと多く、佐藤、近藤、伊藤、加藤、武藤、須藤・・・・めんどうくさくなってきました。 秋のばかでかい実(マメ)も目立ちますが、やはり藤は花がいちばんです。

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コゲラに会えたのこと

1 2天気も良くなりそうなので午後から明治神宮に行ってみました。 明治神宮は都心にありながら貴重な自然を保っている場所です。 この神宮の森ではいろんな野鳥を見ることが出来ますが、今日は大好きなコゲラを近くで見ることが出来ました。 特に鳴くわけではないので(飛び立つときなどにたまに鳴きますが)、耳を澄ましてココココッという枝をつつく音を聴き取ると見つけられます。

3 4 しばらくまわりで遊んでいましたが、撮影は枝が邪魔をしてとても難しく、9割はピントが合っていませんでした。(下手くそなだけとも言います)。 最後に高いコナラの樹の上にトコトコと上っていってしまいましたが、とても楽しい時間をプレゼントしてくれました。

その後、神宮の参道を歩いていると、一緒に働いているオーストラリア人のSimon一家にばったり出会いました。 明治神宮は日本人よりも外国人が目立ち、3割がたは日本語をしゃべっていませんでした。 明治神宮の魅力を素直に認めてくれているのでしょう。 日本人としてうれしくなりました。

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2008年4月26日 (土)

たんぽぽのこと

1_22_2 4月はいたるところに花が咲いています。 子供の頃から親しんできたタンポポ(蒲公英)ですが、蕾もあれば花満開のものも、綿毛になって種を飛ばしているものもあります。 花期が長いので秋まで咲いていたりもします。本当はカントウタンポポ、カンサイタンポポ、セイヨウタンポポなどいくつかの種類があるのですが、かなり交配もして混ざっているようで、見分けは簡単ではありません。 でももっとも身近な野草のひとつであることは昔も今も変わりませんね。

1_3 こちらのハルジオンは去年も登場した記憶がありますが、そっくりな品種にヒメジョオンがあります。 見分け方は(1)茎を切ったときに中空なのがハルジオン、(2)蕾がうなだれるのがハルジオン、(3)秋まで咲いているのはヒメジョオンと覚えています。 帰化植物でいたるところに咲いていますが、これが咲き始めると春も後半に入るんだなと感じます。

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オナガのこと

1クヌギの樹の一番高い枝に尾の長い鳥が留まっていました。 オナガです。 体の半分以上が尾で、全体では30cmを超える長さですが、体そのものはそれほど大きくはありません。 オナガはカラス科の鳥で鳴き声もギャアギャアうるさいのですが、都内では頻繁に見かける鳥ではありません。 小さな群れを作るのですが、今日も10羽程度の群れで動いていました。 しかしカラス科の中では比較的きれいな鳥なのでちょっと得をしているかもしれません。

2 飛ぶ姿は結構ダイナミックです。 カラスよりもサギっぽい飛び方をしますので、ちょっぴり優雅さを感じます。 オナガが飛び去った直後に雨が降り始めました。 その前に馬事公苑の週回路をツバメが低く飛んで雨を予感させていたのですが、このあとボクが帰るときには少し大粒の雨になっていました。 写真のオナガはどこで雨宿りをしたのでしょう。

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2008年4月23日 (水)

間伐のこと

Photo写真は小菅の瀬音の森の檜林(右半分)と杉林(左半分)です。 かなり間伐したのですが、まだまだ健康な森にはもっと間伐を進める必要があります。 実際にこれくらいの状態では、どの樹を伐っても掛かり木(隣の木にひっかっかって倒れないこと)になってしまいます。

森の命の元は土です。 どんな森であっても、すべての植物は土なしには生きることは出来ません。 その土がいい土になるかどうかは植生に因りますし、いい植生はいい土がもたらします。 それはプラスのスパイラルですし、人間がいったん手をつけた森を放置すれば、マイナスのスパイラルに落ちていきます。

日本の森林の半分以上は昭和の時代にスギやヒノキの際限ない植林によってバランスを破壊されてしまいました。 樹を伐採することで光が入り、潅木や下草が生え、土に栄養分が戻ります。 ところが多くの森林が植えただけで放置されています。 それは言うまでもなく負のスパイラルに自然のバランスが落ち込んでしまうことです。それは川に影響し、海にも大きな影響を与えます。

やってしまったことは仕方がありません。 これからどうするかが大切です。 木を植える活動は多く行われていますが、木を森を維持する活動がなければなんら意味はありません。 それがわかってしまったので止められないのです。 少しでもそこに気づく人を増やして、真面目に失ったものを取り返す期限が迫っていることを知ってもらいたいのです。

今日はかなり真面目に書いてみました。

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2008年4月21日 (月)

小菅の黄色い花のこと

1小菅村にはたくさんの花が咲いていました。 白い花、桃色の花、そして黄色い花。 黄色い花でいちばん目に付いたのはキケマンです。 道端にヒメオドリコソウのようにいくつもへばりついて咲いていました。 ひとつの株は数十センチくらいになることもありますが、花は小さいです。 実はケマンと呼ばれる種には有毒成分(アルカロイド系)が含まれています。

1_2 イヌナズナは黄色いナズナです。 白いナズナに似ていますが、葉の形も少し違います。ちょうどイヌナズナを撮っているときに向こうからハチがやってきました。 チャンスと思い近づいたときにシャッターを押したのですが、まだピント圏内には入っていなかったようです。 黄色い花とハチの図って春らしくていいですね。

1_3 最後はヤマブキです。 小菅のヤマブキはまだ咲いていませんでした。 都内のヤマブキは3月末くらいにこれくらいの蕾でしたから、やはり小菅は3週間季節が遅いのですね。

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2008年4月20日 (日)

やまざくらさいたのこと

2週末は瀬音の森の小菅の小屋の作業に行ってきました。 一昨年猫ミュウさん夫妻を偲んで植えた山桜はまだ花をつけるところまで育っていませんでしたが、2002年に植えた山桜がきれいに咲いていました。 このサクラは小屋のずっと上にあるモロクボ平のサクラです。 よく山の中腹で見かけるサクラをきれいだなあと感心して眺めていますが、実際の山桜の花も日本的な淡い美しさを見せてくれます。

1 ヤマザクラの葉はソメイヨシノなどに比べて葉のギザギザが深い感じがします。 花と葉の開く時期がほぼ一緒なので、ひたすら花ばかりつけるソメイヨシノに比べてつつましさがあります。 ましてや檜林の中で咲いている姿はまた格別です。 例えれば男子校のなかにひとりだけ女子がいるという感じでしょうか。

2~3年うちには猫さんのサクラも咲くことでしょう。 その時期が楽しみです。

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2008年4月15日 (火)

花見のあとのこと

Photo花見シーズンも終わるとサクラにはだれも見向きもしなくなります。 でもこうして花びらを落とし、葉を出し始めたサクラは生命力を感じさせてくれます。 ソメイヨシノでもエドヒガンでもゴヨウザクラでもサクラは咲きはじめと咲き終わりがサクラらしい気がします。

祭りのあとならぬ花見のあと・・・誰もいないサクラの樹の下には無数のピンクの絨毯が広がり、それは靴底を通して柔らかな感触を伝えてきます。 ついばみ切れないほどのサクラに飽きたヒヨドリが鳴いています。 そろそろ暑さを感じさせる日と寒さを感じさせる日の入れ替わりがめまぐるしくなってきます。晩春ですね。

Photo_2 シモクレンがコブシに遅れること約1ヶ月で満開です。 コブシに似ていますがずっと大きな花びら。 コブシと同じ6枚です。 大きいので迫力があります。 シモクレンは紫色なのでそう呼ぶのですが、普通にモクレンとも言います。コブシのように大きくは開かず、半開きの状態が普通です。 もっとも大きいので開いてしまったらちょっとグロいかもしれませんね。

Photo_3 そしてモクレンを追う様にハナミズキも咲いていました。 こちらはちょっと小さめの花ですが、いろんな色があって多いのは桃色と白でしょうか。 実はこれは花びらではなくガクらしいのですが、そのなかにブツブツした黄緑色~桃色の小さな集まりがあってそれがほんとうの花なのです。 そういえば一青窈のハナミズキ・・・大好きな曲です。 いつまでも歌い継がれる曲になりそうですね。

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2008年4月 6日 (日)

もみじとふきの小さな花のこと

Photoモミジ(イロハモミジ)の花を見たことがありますか? とても小さな花です。 写真は去年4月18日に撮ったものですが、まだサクラが沢山咲いています。 去年の方が暖冬だったのに、サクラは今年の方が早く散っているような気がします。

今年もサクラの時期は人ごみを避けて散歩場所を決めていました。 ボクはサクラの花見って好きじゃないんです。 普段の生活が間接的なダメージなら、花見はサクラたち植物にとっては直接的なダメージだからかもしれません。 根っこ近くに座ることでサクラは生命力を奪われます。 ましてやそこに飲み物を捨てるなどもってのほか。 昔の人は街のサクラであっても付き合い方を知っていたような気がします。 ところが最近は・・・まあ愚痴ってもしかたないですけど。

Photo_2 モミジの花も小さいですが、この花も小さいです。 フキの花です。 ふきのとうの粒の一つ一つにいくつもの花が入っています。 フキの葉は食物を保つ効果、つまり殺菌効果があります。 10年余り前に宮城の蔵王でヤマメを釣ってフキの葉にくるんで東京に持ち帰ったことがありますが、ヤマメは鮮度を保って美味しく食べることが出来ました。 そういう知識のひとつひとつも自然と付き合うのにはとても大切なことです。

日本人はもっと自然とうまく付き合っていたんですけどね。 サクラの花見をする人々を見ていると、すべてではないのですが多くの場合、ボクは哀しくなってしまうのです。

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2008年4月 3日 (木)

ユキヤナギのこと

今日は大阪へ日帰り出張でした。 大阪でふと感じたのは、東京よりも春が遅いことです。 サクラはまだ満開ではありませんでした。 本州では東京がいちばん開花が早いということは、それだけ東京の気候がおかしくなっているということかもしれません。

山野の時の進み方がアナログ時計なら、東京の時の進み方はデジタル時計です。 なだらかに変化するのではなく突然気づきます。

2 サクラが満開なのにあわせるように近所のユキヤナギがこれでもかとサクラの数分の一の大きさの花を咲き競っていました。 サクラというよりも梅の花のつき方に似ています。 山野よりも街で見かけることの多い低木です。 しかしこれだけ咲いていると圧巻ですね。

Photo_2 花の直径は1cmほどでしょうか、2枚目の写真はまだ花が開きかけのときに撮影したものです。 これが満開になると、名前の通り雪が積もったように見えるくらいです。 小さな花も沢山集まれば存在を大きく見せることができるんだなと感心して見てしまいました。

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2008年4月 2日 (水)

焚き火のこと

2焚き火はカーボンフリーと云われます。 別名カーボンニュートラル。  現在の消防法では焚き火は概ね禁止されているようですが、実は樹木が溜め込んだ空気中のCO2を燃やして再発生させるという意味で二酸化炭素はプラスマイナスゼロというわけです。  それに比べて火力発電や自動車は化石燃料を燃やすわけですから、 カーボンがニュートラルではないのです。

環境問題というと重苦しいですが、ボクたちは車に乗って山などに出かけ、そこで森林を保全したりしています。 往復の道程はCO2を排出しています。 ということはボクの行為はCO2を増やしていることになります。 厳密に言えばそうなのですが、だからと言って森を放置したくはありません。 そういう矛盾を考えたこともありましたが、今は気楽に考えています。

1 川で魚を釣って焼いて食べる。 最近は年に1度するかしないかで、ほとんどキャッチ&リリースです。 カッコつけているわけではありません。 魚が増えて昔ながらの川になってほしいだけです。 ほんとうに無駄なく食べるときだけは魚の命をいただきます。 それでも魚からすれば迷惑な話です。 でもボクは感謝していただきます。

エゴイズムも善意もみんなごちゃ混ぜです。 でも少しでも自然を理解すること、何かできることをすること、それがボクにできることだと思っています。

焚き火をじっと飽きずに眺めていると、ごちゃごちゃしたことを考えるのが馬鹿らしくなります。 いずれは自分も土に還ることを素直に受け入れられる気持ちに焚き火はしてくれます。

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2008年4月 1日 (火)

イチリンソウとニリンソウのこと

ニリンソウ(二輪草)といえば川中美幸のヒット曲。 といっても若い人は知らないですね。そういうボクも数回聴いたくらいのものですが、その歌詞に出てくるニリンソウはこれです。

Photo       少しおくれて 咲く花を
      いとしく思って くれますか…
      咲いて清らな 白い花♪

という歌詞のとおり、ひとつが遅れて咲くのです。 こんな小さな花を歌にして人になぞらえるのはやはり演歌の世界。

ではイチリンソウはどんな・・・

Photo_2  残念ながらまだ花開いていませんでした。ほぼ同じ時期に咲くのですが、ニリンソウのほうが少し早かったようです。来週は咲いているかも知れませんね。

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