花見のあとのこと
花見シーズンも終わるとサクラにはだれも見向きもしなくなります。 でもこうして花びらを落とし、葉を出し始めたサクラは生命力を感じさせてくれます。 ソメイヨシノでもエドヒガンでもゴヨウザクラでもサクラは咲きはじめと咲き終わりがサクラらしい気がします。
祭りのあとならぬ花見のあと・・・誰もいないサクラの樹の下には無数のピンクの絨毯が広がり、それは靴底を通して柔らかな感触を伝えてきます。 ついばみ切れないほどのサクラに飽きたヒヨドリが鳴いています。 そろそろ暑さを感じさせる日と寒さを感じさせる日の入れ替わりがめまぐるしくなってきます。晩春ですね。
シモクレンがコブシに遅れること約1ヶ月で満開です。 コブシに似ていますがずっと大きな花びら。 コブシと同じ6枚です。 大きいので迫力があります。 シモクレンは紫色なのでそう呼ぶのですが、普通にモクレンとも言います。コブシのように大きくは開かず、半開きの状態が普通です。 もっとも大きいので開いてしまったらちょっとグロいかもしれませんね。
そしてモクレンを追う様にハナミズキも咲いていました。 こちらはちょっと小さめの花ですが、いろんな色があって多いのは桃色と白でしょうか。 実はこれは花びらではなくガクらしいのですが、そのなかにブツブツした黄緑色~桃色の小さな集まりがあってそれがほんとうの花なのです。 そういえば一青窈のハナミズキ・・・大好きな曲です。 いつまでも歌い継がれる曲になりそうですね。
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