フジの花さいたのこと
フジの花が咲き始めました。 釣り人であるボクにとっては季節を計るものさしです。 この花が咲き始めると昆虫の羽化が活発になり、そのために渓流の魚たちは水面の餌を捕食するようになります。 ボクがやっている毛鉤釣りの時期が盛期になってきたことを教えてくれるのが藤の花なのです。
藤の花は垂れていますが、上から下へ咲いていきます。 紫と白とがありますが、やはり紫が藤らしい気がします。 藤は他の樹木に寄生して巻きつく植物ですので、手入れをされている林にはほとんどありません。 放置林に多く見かけます。 また野山に自生するヤマフジ(ツルが左巻き)と藤棚にされるノダフジ(右巻き)があって、ノダフジは園芸種です。 大阪の福島区野田というところで作られたのでノダフジと名づけられたそうです。
あちこちに見事な藤棚を見かけますが、いちばん楽しめるのはこ5月前後でしょう。 日本人には好まれてきたらしく、地名人名に「藤」のつくものを数えたらきりがありません。 藤原、藤田、藤本、藤木、藤山、藤村・・・また下につくものはもっと多く、佐藤、近藤、伊藤、加藤、武藤、須藤・・・・めんどうくさくなってきました。 秋のばかでかい実(マメ)も目立ちますが、やはり藤は花がいちばんです。
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