ハナショウブのこと
ハナショウブのことをすっかり忘れて明治神宮の御苑を訪れてしまいました。 いつもはまばらにしかいない客が、まるで博覧会のように歩いています。 受付で今日は止めようかと思ったのですが、ここの菖蒲園のハナショウブがちゃんと咲いているのを見たことがなかったので、入ってみることにしました。
当初の目的は野鳥を見ることだったのですが、みんな人ごみに恐れをなして高い樹木のてっぺんや、人が入れないところに逃げてしまっていました。 でもハナショウブはなかなかきれいで、ひとつひとつを見ていると江戸の風情を感じるものがたくさんありました。
たぶんいつもこの菖蒲園を管理していた方だと思いますが、菖蒲のなかに入って枯れた花を摘み取っていました。普通の菖蒲園は枯れた花を放置していることが多く、そのためにどの花もきれいというわけには行きません。 しかしここはほんとうに1本1本手が行き届いているように見受けられました。 蚊取り線香をぶら下げて、つっかえ棒を差して花が倒れないようにしていました。 暑いのにおつかれさまです。
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