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2008年8月21日 (木)

ブナの樹たおれたのこと

Photo 平日に有給休暇を取って山梨の日川に行ってきました。 残念ながら今日はボーズ(釣果0)です。 平日というのに駐車スペースにはほとんど車が止まっていて、ようやく空き場所を見つけて入ったものの1kmも行かないうちに初老の釣り人が入ってきてしまいました。 今日はなんとなくこれでいいやと思ったのでそのまま上がってしまいました。

その釣り人に頭を跳ねられる直前、ここを釣るときにひとつの目印だった大きなブナの樹が倒れているのに出くわしました。 まだ老木ではありません。 ただ川ぎりぎりに生えていたので、地盤が緩んで倒れてしまったようです。 残念ですがこれも自然のワンシーンです。

Photo_2 倒れたのは最近らしく、この倒木の葉はまだ青々としていて見事な実をつけていました。 これがはじける前のブナの実です。 すぐそばには鹿の足跡がいくつもありました。 倒れたことで食べやすくなったのでここに集まってくるのでしょう。 きっと熊や猿も来るに違いありません。 こうして森の命にエネルギーを移しているんですね。

Photo_3 ブナには東北地方に多いブナ(シロブナ)と関東南部で見かけるイヌブナ(クロブナ)があります。 倒木はブナで、その葉はイヌブナよりも少し短めです。 葉脈の数が大体10本程度までなのが白ブナの特徴ですが、もうひとつ葉の裏側に産毛のような毛が多いのがイヌブナで、ブナのほうはほとんど毛はありません。

Photo_4 こちらがイヌブナの葉です。 葉脈が10本以上あるのがわかります。 また葉が全体的に長細い感じがします。 イヌブナはブナよりも少し暖かい地方に多いのですが、ここ日川では両方のブナが生えています。 

葉だけでなく、ブナとイヌブナの違いは幹にもあって、ブナよりもイヌブナは株立ちすることが多いように思います。

Photo_5 写真のような形で根元から何本にも分かれて生えるのはイヌブナにしかありません。 ブナは普通上の倒木のように1本の大きな樹になります。 そういえば、あの倒木の下に1尾大きなアマゴがいました。 それを釣ろうと、直径1mほどのスペースに毛ばりを放り込んだのですが、アマゴには相手にしてもらえず・・・トホホでした。

そんなわけで釣りに行ったのか、ブナを観察に行ったのか、時間的には同じくらいだったかもしれません。 ま、いいか。

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