成城三丁目緑地のこと
成城学園前と聞くと田園調布と並んで高級住宅街のイメージがあります。たしかに駅の南北にはいかにも高価な邸宅が並びますが、その周りには多くの散歩スポットもあります。
多摩川の左岸の河岸段丘を国分寺崖線といいますが、眺めがいいということでこの崖線沿いには昔からお金持ちが邸宅を築いてきたのでしょう。成城~岡本~上野毛~等々力~田園調布と走るこの崖線沿いは23区内でありながら自然が多く残っていることも理由なんでしょうね。
今回はその成城学園前の南側、世田谷通りに達する手前の成城三丁目緑地を散歩しました。このエリアは最近世田谷区が農水省から購入し自然保護の取り組みをしている場所です。2haほどの小さな緑地ですが、2箇所の湧水があり、樹木も豊富でとても23区内とは思えません。
落ち葉溜めの囲いや土留めを見れば、住民が中心になって里山を保護しているのがよくわかります。深山を思わせるなかなかの里山づくりです。コナラやミズナラも多く、秋になればどんぐりを拾いに子供たちが集まって来るでしょう。
緑地までは小田急線の成城学園前駅から10分とかかりません。写真のマップは南北がほぼ逆転していますが、この緑地を散策して、次太夫堀公園~野川というのは大好きな散歩コースです。里山の自然と民俗、そして水辺の生き物を堪能することができます。
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