オニグルミの根性のこと
多摩川の河川敷にはオニグルミが生えています。 大水で河川敷が流されたときにここに胡桃が着いて根を張ったのでしょう。 そのオニグルミはしっかりと根をはり、昨年の台風あとでも、沢山の枯れ枝の流木を受け止めながらしっかりと立っていました。
頭上を見上げると、複葉のオニグルミが少し傾いた太陽の光を十二分に受けています。 CO2を減らそうとか、いろんな環境対策がPRされていますが、ボクにとっては信用できない情報が多すぎて困ります。 純粋な環境対策じゃなくて、広報活動としての建前の環境対策ばかりだからです。
地球規模の大きな天災が起こって、人間がみな流されてしまっても、オニグルミはきっとがんばって生きているような気がします。
このオニグルミのように、厳しい環境に生きる樹木を見ていると、きっと人間の営みは街のチンピラの騒ぎのようなつまらないもので、そんな人間とは一線を画してただシンプルに生きることが生命の本当の姿なんだろうなと思えてならないのです。
| 固定リンク | 0
コメント