小賀野の製材所のこと(1)
瀬音の森のイベントで埼玉県秩父地方の小鹿野の丸圓製材所を見学しました。 とても楽しい時間をすごせただけではなく、深く学ぶことができました。
集合時間は朝の9時。 秩父にしては暖かめの朝で、夜露の浸み込んだ材から湯気が立っていました。 もっとも荒川すじは川霧でライトを点灯しなければならないくらいだったのですが、小鹿野の般若地区は霧もなく晴れ渡っていました。 それだけにこの湯気は材になっても生命力を見せてくれているような感覚にとらわれるほどでした。
全員の到着を待つまでの間、蕎麦臼を削ります。特殊な工具で削っていくわけですが、これがなかなか大変な作業です。 体験で作るのは実費ですが、漆加工までしたものは市販品で数万円もするほど価値のあるものです。 まもなくやってきたkurooさんが真剣に削り始めました。
ジャケットを脱いで本格的に取り組んでいると、最後の<野>さんがやってきたので、製材見学をすることになりました。 今日の目玉は丸圓製材所の円重さんも初めてという巨大な樫の名木。 これから何が始まるのだろうという期待が膨らんできました。 (つづく)
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