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2009年11月30日 (月)

小賀野の製材所のこと(3)

さてランチの前に手引きの鋸で丸太を切ることになりました。 おなかを空かすにはちょうどいい作業でした。

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ランチは思い思いだが、(たぶん宮崎さん?の)差し入れのカステラがとてもおいしい。 さらにさっちゃん(わたべ夫人)のロールキャベツが逸品で参った参ったでした。

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円重さんが急ごしらえしてくださったらしいテーブルの上には、なんと屋久杉の板。 圧倒されるようなその模様にしばらく見入ってしまいました。

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いよいよあの白樫の巨木に鋸が入る時がきました。 わたべさんが巨木を宮崎さんが一人で回転させるのを見て、その道具に飛びつきました。 瀬音の森にも是非一本・・・kurooさんと同じことを考えていたようです。

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真っ二つに切られた樫の断面はまるで芸術品のようにきれいな模様でした。 こういうのは切ってみなければわからないことも多く、それがこの製材のやりがいでもあるということです。 (つづく)

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2009年11月29日 (日)

小賀野の製材所のこと(2)

いよいよ製材工場の作業を見せていただくことになりました。 工場には大きなトロッコのような機械があってレールにのっています。

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固定された機械はノコギリの歯がベルトのようになっていて、すごいスピードで回転していました。 これで材を縦に切るのです。 まずは大学の門柱になるという直径50cm余りあるヒノキを、面を取るように切っていきます。 ヒノキはそれ自体脂がありますが、やはり鋸歯にはグリースを塗ってスムーズに切れるようにしています。

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今度はケヤキです。広葉樹はまっすぐな材が少なく、加工が難しいのであまり扱っていないのですが、ここ丸圓ではそういう珍しい樹木をたくさん扱っています。木目がすばらしいのがそういう材の特徴で、いい材に出会う確率もまた低く円重さんは「勉強だ」と言って、今のレベルが数多くの失敗の上に成り立っていることをほのめかしておられました。

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円重さんのお孫さんがやってきて、大好きなおじいちゃんと一緒に機械に乗っていました。 これがまたほほえましくて・・・でも、三代目になるかどうかはまだわからないようです。

この大型機械では樹を横に切ることはできませんので、そういう時は上右の写真のようにチェーンソーが出てきます。 大胆に切っているようで居て白い帽子の宮崎さん(この方も同業の経営者)が樹皮についた土などを丁寧に取り除いて、機械に負担がいかない様に工夫していました。 (つづく)

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2009年11月28日 (土)

小賀野の製材所のこと(1)

瀬音の森のイベントで埼玉県秩父地方の小鹿野の丸圓製材所を見学しました。 とても楽しい時間をすごせただけではなく、深く学ぶことができました。

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集合時間は朝の9時。 秩父にしては暖かめの朝で、夜露の浸み込んだ材から湯気が立っていました。 もっとも荒川すじは川霧でライトを点灯しなければならないくらいだったのですが、小鹿野の般若地区は霧もなく晴れ渡っていました。 それだけにこの湯気は材になっても生命力を見せてくれているような感覚にとらわれるほどでした。

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全員の到着を待つまでの間、蕎麦臼を削ります。特殊な工具で削っていくわけですが、これがなかなか大変な作業です。 体験で作るのは実費ですが、漆加工までしたものは市販品で数万円もするほど価値のあるものです。 まもなくやってきたkurooさんが真剣に削り始めました。

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ジャケットを脱いで本格的に取り組んでいると、最後の<野>さんがやってきたので、製材見学をすることになりました。 今日の目玉は丸圓製材所の円重さんも初めてという巨大な樫の名木。 これから何が始まるのだろうという期待が膨らんできました。 (つづく)

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2009年11月27日 (金)

イイギリのこと

先日の散歩、国士舘大学の裏手でイイギリを見つけました。

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イイギリは遠目に樹形である程度わかります。 同じ場所から四方八方に枝が出ているからです。 樹皮は白っぽくてすべすべしていますが、同時にぶつぶつがあります。 これを皮目と呼びます。 本当は葉が落ちた後に真っ赤な実がたくさん垂れ下がるのですが、ここの樹はそうは行かなかったようです。

ちなみに実がなるのは雌の樹で、雄の樹にはならないそうです。

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2009年11月24日 (火)

ハウチワカエデ燃えるのこと

紅葉真っ盛り・・・で、いろんな広葉樹が葉の色を鮮やかに変えていきながら散ってしまいますが、ハウチワカエデは鮮やかなもののひとつです。

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カエデ(モミジ)といっても50種類以上ありますが、大きさは中の小くらいで、7~11裂する鋸歯が特徴のハウチワカエデは見事に色づきます。

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写真に撮るのが難しくて、本当はもっときれいなんですけどね。。。

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2009年11月23日 (月)

いい天気は散歩日和のこと

昨日とは打って変わって好天でした。 ほんと毎日コロコロ変わる天候です。

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スタート地点は自宅の近所の経堂五丁目、まずは北へ向かい小田急の高架をくぐって天祖神社へ。 天祖神社はよくお祭り(縁日)に訪れるのですが、神社の起源は1500年頃のようです。 名前は後世の明治の頃の改名ですが、「天」は天照大神、「祖」は氏神である先祖神の意味だそうで、同名の神社は都内に38社とのこと。 銀杏と楠、欅が大きく伸びて神社特有の空間を作っており、ヒヨドリがうるさいくらいに鳴いていました。 今日はここから烏山川緑道を歩くことにします。

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さて、工事中の石仏公園を過ぎて再び小田急をくぐると、ヤクルトの営業所。 自販機にテントがあって「毎度有難う御座居ます」と記されていますが、よくぞここまで漢字を使ったなあと関心。 子供は読めないでしょう。 その手前には公園の注意書き。 あれ駄目これ駄目とこの手の看板にはよく書かれていますが、陳腐に感じるのは僕だけではないと思います。

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まもなく経堂駅入口で、このあたりは城山通りと並んでいます。  緑道周辺の人が落ち葉を片付けているのですが、落ち葉が積もっている方が好きな僕としてはちょっと残念です。 下水が詰まるなどの心配があるのでしょうね。

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鷗友学園あたりからは緑道の幅が狭くなってきます。 民家の間を抜けるように続いています。 宮下駅近くの世田谷八幡に寄り道。 ここの建立は1546年ですから、ここも天祖神社同様に五百年ほど前からあった訳です。ちょうど七五三のお参りをしていました。 社の東側にある楠の老木が圧巻です。

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風情のある世田谷線の宮下駅南側の踏切を渡り、再び緑道へ。 このあたりからはちょっと魅力が落ちてきます。 目立つのはカイヅカイブキなどの庭木ばかりで、広葉樹がなくなるのです。 確かに掃除をしなくていいのですが、散歩している人も少ないようです。 国士舘大学周辺で少しよくなるものの、その後環七までは普通の舗道のようになります。 今日は5kmばかり歩きましたが、この道は宮坂以西が良いようです。

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2009年11月22日 (日)

小雨模様の多摩川河畔のこと

昼まで雨は降らないだろうと早い時間に多摩川に行ったら、なんと降り始めてしまいました。 一応傘は持ってきていたので濡れることはなかったのですが、写真には暗い天気でした。

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アオサギが寒そうに浅瀬にたたずんでいます。 小魚を捕らえるでもなく、じっとしていました。 今週は毎日数度~10度近くまで気温が変化しているので、彼らも対応が大変なのでしょう。 急に下がった今日はじっとしていることでエネルギー消費を抑えているようでした。

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ちょっぴり追いかけっこになってしまったのがホオジロです。 大きさ以外はスズメにとてもよく似ているので間違えそうになるのですが、顔の白色が特徴です。

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カワセミがいつものところで小魚を捕らえようと小枝に留まった直後、ビビビッと鳴いて飛び去ったのでなぜかと思ったら、その枝にモズがいました。 モズは平然としていました。

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その他には上左のカワラヒワ、右のジョウビタキを見ることができました。 どれも暗い写真ですが、天気が天気なのでいたし方ありません。 明日は晴れそうです。

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2009年11月21日 (土)

新しい散歩ルートのこと

暖かいいい天気の一日でした。 今日は初めてのルートを散策してみました。 小田急線の狛江駅で降り、蛇行する野川緑地公園を北上、神代団地からは野川沿いを下って喜多見までというルートです。距離は6~7kmほどでしょうか。

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狛江の野川緑地公園に入るとすぐにコゲラとメジロとシジュウカラが迎えてくれました。 住宅地の間を這うような公園にコゲラがいるのはうれしいものです。

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2kmあまり歩くと野川に出ましたが、ここでもいつも通りにカワセミが姿を見せてくれました。

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うまいことオイカワを捕らえて食べてました。 明日は天気が悪くなりそうですが、どうなんでしょうねえ。

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2009年11月20日 (金)

ヒマラヤスギのまつぼっくりのこと

ヒマラヤスギの松ぼっくりを知っていますか? これがでかいのですよ。 普通の赤松の松ぼっくりの数倍~10倍ほどの大きさがあります。

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あんまりたくさん実ってはいないんですが、ある樹にはなぜかたくさんついていました。なかなかの景色です。

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2009年11月19日 (木)

畑のハクセキレイのこと

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ハクセキレイがいました。 このサイズの野鳥ではもっとも頻繁に見かける鳥ですが、今の時期は完全に番(ツガイ)の行動をとっているようです。 視界からメス(もしかしたらオス)が消えると、チュチュチュとないて探していました。

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それでもキジバトのように寄り添うわけではなく、適度な距離を置きながらもいつも相手のことを意識しているといった風でした。

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2009年11月18日 (水)

秋色染まるのこと

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秋色って寂しくないですね。 落ち葉も黄葉も温かい感じがします。 上の写真はコナラです。 陽光が透けるのが好きです。

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こちらはハナミズキです。 赤い実は野鳥の大好物。 だいぶ食べられてしまったようですね。

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2009年11月17日 (火)

ラクウショウのこと

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秋空に赤く映える葉はラクウショウです。 今では公園樹木としてよく見かけるようになりましたが、下の写真の呼吸根が地中から盛り上がっているのを見るのは意外に稀です。 しかしラクウショウの一番の特徴はこの呼吸根だと思うのです。 よく似たメタセコイアにはこの呼吸根は出ません。

ものの本によると、この樹木は絶滅種と思われていたそうです。 化石しか発見されていなかったためですが、第2次大戦当時中国四川省の山中で発見され、それが今では日本の公園でしばしば見かけるほどになったわけです。 なんだか複雑な気持ちです。

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2009年11月16日 (月)

秋深まるカキ色のこと

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秋も深まり木枯らしの気配が忍び寄ってくるこの時期に、たわわに実り垂れ下がるのが柿です。 野鳥がしばしば啄ばんでいるのを見かけます。 柿の実はとてもポピュラーですが、ボクは柿の葉の紅葉が好きです。 実よりもさらに深みのある赤色をしている柿の葉は、様々な色合いのバリエーションを楽しませてくれるからです。 今日はこのショットで・・・

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もう11月も半ばですね。

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