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2009年12月 1日 (火)

材のこと

普段樹木を見るときには、まずは樹形、葉の特徴をつかみ、それから樹皮を見ますが、なかなか材までは見ません。 ところがこの材という部分が人間の生活ともっとも密着していることを忘れがちです。 また木材の切り口の木目に癒されるのは日本人なら共通の感覚ではないでしょうか?

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上の写真は朴(ほお)の幹の断面です。 朴は芯が濃くて深いグレーで魅力的な色彩をしています。 枝があるとその芯になる部分が斜めにグレーの年輪をつけたりして、もっとも目を引かれる材でした。

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ケヤキもまた木目のきれいな樹木です。 都会の街路樹の中がこんな風にきれいな模様だということを知る人は少ないかもしれません。

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上左はケヤキのアップです。 ケヤキは樫に比べると密度の低い感じがあります。 右の白樫はとても密度が濃く艶のある切り口でした。 芯の模様がなんともいえない魅力です。 こうして材で見るのは、実際にやってみるとほんとうに興味が尽きないほど面白いものです。

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