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2010年5月29日 (土)

マムシグサのこと

R0011276マムシグサ・・・別名:ヘビノダイハチ

面白い名前が面白い姿の野草についている。 苞の形はカマクビをもたげた蛇に似ているので、この名前になったことは何のひねりもない「まんま」である。

苞と記したのは、花ではないからで、この筒の中に花がある。 苞の大きさは10cmをはるかに超えるので、普通に歩いていても容易に見つけられる。

大体日陰になるようなところにあるが、このマムシグサは堂々と林道脇に生えていた。 そのせいか草丈は50cmあるかないかというところで、妙高で見たものはほかの草木との争いからか80cmくらいあった。

私はどちらかというと別名のヘビノダイハチという名前のほうが好きだ。 グロテスクな恰好には面白い名前のほうがいい。

R0011279しかしマムシグサと呼ばれる所以はこのカマクビ型にあるわけではなく、茎のほうに理由がある。

ものの本にはこれを偽茎と記してあるが、私には茎にしか見えないので茎ということにする。 その茎の模様がまだらでマムシの模様に似ているからマムシグサと呼ばれるわけだ。

しかしこのマムシグサはサトイモ科の植物。 これが芋か?と思うが、よく似たテンナンショウ(ミミガタテンナンショウ)もサトイモ科なので、学者さんがそう区別したのだろうが、サトイモは蕗のような大きな葉が四方八方に広がるのに、どこが同じ仲間なのだろう?

ちなみにマムシグサは有毒らしい。 食ってはだめだ。

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2010年5月28日 (金)

電話ボックスのこと

最近とんと見かけなくなった電話ボックス。 あっても使う人はまずいない。 大体電話番号を覚えたり控えたりしていない。 変われば変わるもので、若い頃はこの電話ボックスから好きな娘に電話をし、長話をしていたのに、今は携帯も最小のパックでもまだあまるほどしか話さない。 毎月次月繰越している。

Imgp8567いったい電話ボックスは全国にどれくらい残っているのか。 統計上での公衆電話設置数はNTT東西で約30万台となっているが、ビルなどの中にもあったりするので、ボックスはその何分の1かになるだろう。 残念ながら調べ切れなかった。

ちなみにテレカ(テレフォンカード)全盛の15年前は80万台だったので、4割弱に減っていることになる。

しかし、もし携帯基地が停電や故障になってしまったらどうなるのだろう。 年配者は大丈夫だろうが、携帯がないと情緒不安定になる若者の多くはパニックに陥るかもしれない。 そのときに誰かに何かを伝えたくても、番号も覚えていないでは公衆電話も使えない。

こういう通信網にサイバー攻撃をかけられたら日本はあっという間に大パニックに陥るのだろうと思う。

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2010年5月27日 (木)

路傍の花いろいろのこと (2)

Imgp8537 ツツジ・・・たくさんの種類があるが、街路樹にされているものの筆頭がこのオオムラサキ。 そろそろ花も枯れてきた。 GWあたりがベストシーズンだろう。

R0011303 これは小菅の山の中に咲いていたヤマツツジ。 葉がやや大きい。 ツツジは種類が多くて困る。 日本には43種あるらしい。

Imgp8634 次は花ではなく実。 ヒメコウゾ。 コウゾと聞けば、コウゾ、ミツマタは和紙の原料と小学校の頃に社会科で習った記憶がかすかに残っている。

Imgp8637_2 6月になると熟すのだがもうできていた。 これは食べられる。コウゾはクワの仲間でよく似ている。 漢字は「楮」と書く。

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2010年5月26日 (水)

路傍の花いろいろのこと(1)

春から夏に至る間に梅雨が来る。 もう間もなくだ。 雨は嫌なものだが、楽しみを見つけられれば面白いに違いない。 さて今日はその前に、春に咲いていた花をいくつか・・・

Imgp8547

まずはマツバウンラン(松葉海蘭)。 これも帰化植物。 高さは50cmほどになるが花のほうは1cm程度の小ささ。 小さくて強くて弱い。 なんだかわかりにくいがそうなのだ。

Imgp8534

次にムラサキカタバミ(紫方喰)。 これもまた歴史は古いが帰化植物。 江戸時代に渡ってきた。 種はないが根で爆発的に広がる。 秋に咲くこともある。

Imgp8553

ハハコグサ(母子草)。 これは日本の植物。 春の七草のひとつ。 七草粥に入れるがおいしくもなんともない。

Imgp8672

最後にオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)。 これは日本中に咲くが帰化植物。 駆除は困難を極める。 フグリとは○○タマのこと。

まだまだあるけど今日はこの辺で・・・

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2010年5月25日 (火)

エビネのこと

Imgp8643エビネが咲いていた。 ランの仲間だ。

割と人里にも多い野ランだが、美しいというよりも素朴な感じのするのがエビネ。 葉はいかにもランですというようなもので、見分けがつきやすい。

咲いていたのは馬事公苑のベンチのそばだったので、園芸として植えられたもの。

Imgp8646ほかにもいろいろなタイプがあるらしいが、私はこの素朴なタイプしか見たことがない。

エビネというからには名前の由来が海老にあるのだろうと思い調べてみた。 どうも根っこが海老に見えるからだというが、さすがに掘り起こすわけにも行かずまだ確かめてない。

どんな根っこなのか見てみたいものだ。

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2010年5月24日 (月)

藤の花咲く頃のこと

R0011294藤の花咲く頃・・・毛鉤のシーズンが到来する。 というのは毛鉤釣り士にとってはまさに短いシーズンの始動を一言で言いえている言葉だと思う。

この時期には水生昆虫の羽化が始まり、同時に渓魚は水中を流下する餌から、水面に照準を移す。 ドライフライの好季である。 峪の気温は15度を上回るくらい。 水温は10度近くになる。

そんな釣り士だからこの紫の山藤を見かけるとわくわくするのである。 

ちなみに自宅近くにある馬事公苑の藤棚の藤はすでに花が落ちてしまっている。 人口の藤棚も見事だが、山の急傾斜のあちこちに山藤が咲くのを見ていると、人口の藤棚がまねっこであるような印象さえする。 

人口の藤棚の場合、茶室の箱庭から見えるものが一番風情がある。 とはいえそんな箱庭を見たことはないので、いささか思い入れが入っている。

R0011300藤の花は意外と大きい。 直径が2cm以上もあり、それが幾重にも折り重なるように束になる。 マメ科なので、ツルを伸ばしてほかの樹木に絡みついている。

山林の管理ではお邪魔虫の藤だが、つりをする時にはシンボリックな存在になる山藤なのである。

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2010年5月23日 (日)

キショウブのこと

Imgp8655アヤメの種類にはいろいろある。 本家のアヤメとノハナショウブは山地の草原にも生えるが、カキツバタは主に水辺に生える。 ちょっと見には区別がつきにくい。

キショウブは誰も間違えることはない。 おまけにもっとも背が高い。 1mほどにもなる。 黄色い花は大きいとなんだか軽々しいイメージになり、風情に劣る気がする。

Imgp8666写真は馬事公苑の池。 風情に劣ると感じたのは、にごった池のそばで見たからかもしれない。 人間の感性とはその程度のものだともいえる。

キショウブは本来日本にはなかった種類のアヤメである。 ヨーロッパ~西アジアあたりが原産で、明治時代に持ち込まれあちこちで繁殖したという。

どうして帰化植物はすごい繁殖力があるのだろうか? 日本の環境がより生命力を高めるのか、はたまた日本の原種が弱いのか。 考えてみれば人間の日本人も似たようなところがあると思うのは気のせいだろうか。

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2010年5月22日 (土)

岩魚釣れたのこと

深山にフジの花が満開。 ドライフライの季節がやってきた。

R0011210ホームリバー小菅川に行った。 年券を買ったのにまた今年も釣りに行っていなかった。 冬の寒さがいつまでも居座ったこともあるけれど、ほんとうはものぐさ病だったのかもしれない。

写真は雄滝。 遊歩道を使って安楽な釣りができる。 途中白糸の滝でカップルが手をつないで立っていた。 なんだかこの場所には似合わないけど、エロくなくて、むしろほほえましい感じだったから許してあげよう。

入渓するときにフライマンが上がってきた。 「これから入るんですか?」とちょっと驚き気味。 時間は14時。 まだ遅くなどない。 釣果を聞くとヤマメばかり2尾とのこと。 フムフム。 少し登ってから入渓。

R0011160出た! 岩魚だぞ。 お腹のオレンジ色がうれしい。 小菅の最上流にある雄滝のあたりは岩魚とヤマメの混生。 ほんの1~2時間前に釣り人が入ったのにもかかわらずちゃんと出てくれるとはうれしい限り。

ここの岩魚は腹が白いのが多いのだが、こういう居付きの岩魚はやはり釣ってうれしいものだ。

R0011207型が小さいなあ・・・とぼやいていたら、滝の少し下流で体半分飛び出した良型。 毛鉤を咥えそこねた。 もう一度やって出るかどうか・・・

同じポイントに毛鉤を落とすと、今度は小さくパシャっと出た。 何とか20cmを超える岩魚に満足した。 足元に寄せて写真を撮る。 

ちょっとぶらり出かけて岩魚に会えたので今日はいたってご機嫌なのであった。 フム。

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2010年5月20日 (木)

いろはもみじの実のこと

Imgp8628イロハモミジが結実していた。 今年は花が咲いたのに気づくことなく春が一気に過ぎた感じがする。 だいたいサクラの咲く頃にひっそりと小さな花をつけるのだが、うかつだった。

なぜか花よりもこの実のほうが目立つイロハモミジ。 タケトンボのような形でそのまま飛んでいってしまいそうだ。 この実はそのまま夏までついている。

Imgp8626こちらは至近から撮ったので少し白っぽくなってしまった。 

モミジといえば秋の紅葉ばかりが目立つけれど、春のこの姿も悪くない。 日本人の好む樹木は、春のサクラに夏の海岸の松、そして秋のモミジが定番だと思う。

そして日本人が移ろいやすいのは、この早い四季の流れの中で育っているからではないかと思うのだ。 民主党に対して国民があまりに早いスピードで飽きてきたのは、あながち政治だけのせいではないのかも知れない。

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2010年5月19日 (水)

ニワゼキショウのこと

Imgp8616時々この季節に見かける花で、以前も調べたのだが、もう名前を忘れてしまっていたのがこのニワゼキショウ。

色のパターンは何種類かあるようで、紫のものも多いのだが、今回見かけたのはこの色のパターン。 白い花の真ん中が紫色になっていて上品。 

ニワゼキショウの名前の由来はセキショウというショウブの仲間に葉が似ているかららしいが、セキショウ自体あまり目立たないので私は沢沿いに歩いていてもほとんど気づいていないのである(釣り人のサガか釣っているときは気づかない)。

Imgp8669ちょっとだけ近づくとこんな感じ。 セキショウと似ているといっても、セキショウはサトイモ科ショウブ属でこちらはアヤメ科ニワゼキショウ属と決して縁が近いわけではない。

花は先日のナガミヒナゲシと同じように一日花で単日でしぼんでしまう。 結構はかないのだ。

Imgp8618アップで撮るとなおきれいである。 

帰化植物でアメリカ原産。 群生する傾向が強く、日の当たる草地に5月になるとたくさん咲き始める。

見た目にはがんばっているようだけどはかないものだ。

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2010年5月18日 (火)

ナガミヒナゲシのこと

Imgp8522近年どこにでも咲いているこのオレンジの花。 ナガミヒナゲシという。 ヨーロッパ原産の帰化植物。

実は短命な花。 朝に開いた花は夕方には散ってしまう。 一見園芸種のような鮮やかなオレンジの花だが野草の類である。 この短命さがなんとも言えずいい。 つぼみのときは柄が曲がって下を向いているが、花が咲くと上向きになり、花弁が落ちると長い実が残る。

Imgp8540手前に見えているのが実である。 長さは2~3cmほど。 この実だけが無数に残っている。

以外に掲載していない図鑑も多い。 野草として認められていないのかもしれない。 数十cmもある長い花の柄の先に一輪だけ咲く。 風が吹くと大きく揺れるが繁殖力が強いせいか弱弱しい感じはあまりしない。

Imgp8568これはナガミヒナゲシの葉。 どれが1枚なのかわからない。

それにつけても毎日花が散っていたのでは花期がどれくらい持つのかわからない。 あと2~3週間くらいは入れ替わり咲いているのだろうか。 ちょっと気をつけて観察してみよう。

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2010年5月17日 (月)

ハルジオン満開のこと

Imgp8516_2ハルジオンが満開だ。 どこにでもある草木には興味がわく。 園芸種にはほとんど興味がない。 庭いじりをしている人はそうではないんだろうが、散歩派の私としてはきれいに咲き並ぶ花壇の花よりも、路傍で生命力を溢れさせているこういう草木のほうが好みなのである。

昨年多摩川を散歩しているときに、クローズアップとPLサーキュラーのフィルターが入ったポーチを失くしてしまった。 PLのほうは高いのでまだ購入していないが、クローズアップは3000円弱で入手できたので今回使ってみた。 マクロでなくとも結構いい線いくものだ。

Imgp8512ハルジオンとヒメジョオンの区別は茎が空洞かどうかで見分けると書いてあるので折ってみる。 空洞だから間違いなくハルジオンだ。 というよりも大体ハルジオンばかりが咲いている。

それ以外にはつぼみが下を向くとも書いてあるが全部が全部下を向くわけではないので当てにならない。 それでも数があまりに多いので1本くらい折っても心の痛みは少ない。 人間は勝手なものである。 

Imgp8585中にはこんな風にきれいなピンクというか薄紫色のものもある。 これはなかなかきれい。 実はこのハルジオンは大正時代にアメリカから観賞用に持ち込まれたらしい。 野に逃げ出す植物は動物よりも多い。 風や雨が運んでいくからである。

こういう帰化植物がはびこっていくのを見ると、ほんとうにglobal化って良いものなのだろうかと疑問がわいてくる。 人間もだいぶ混じってるしなぁ。 でもルーツはやっぱり大切に守りたい。

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2010年5月16日 (日)

妙高の花のこと(3)

先週の妙高はヤマザクラの開花期だった。

R0011004先日のサクラの話にも記したが、サクラは種類が多い。 しかし山にはおおむねこのマメザクラ系が多いように思う。 花の大きさはソメイヨシノの半分~3分の2程度。

わずかにピンクがかっているこの透明感のある花色はソメイヨシノよりもずっと上品な感じがする。 葉が同時に出てくるのもいい。 生命感がある。

R0010993こちらは樹高の低いほうのヤマザクラ。 おそらく違う種類だろう。 ピンクが強いし、花の大きさも2割程度小さめ。 小ぶりの葉がまたいい。

ヤマザクラはあまり群生していない。 しかし斜面のあちこちに淡い花色を散りばめる。 私はこういうサクラが好きだ。

R0011048最後はキブシ。 キフジ・マメフジ・マメブシなどの別名がある。 低木なのでこの釣鐘状の花が穂になって垂れ下がるのがちょうど目線の高さになる。

開花期は本には3月とあるが、妙高では5月に咲いていた。 この樹木は花が咲いていなければおそらく特定するのは難しいだろうと思う。

しかし、妙高の春は心が透明になる。

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2010年5月15日 (土)

妙高の花のこと(2)

R0010974カンアオイ(寒葵)という花。 花といって良いのかはわからないけれど、不思議な草木である。 厚手の葉に囲まれているが、その葉を押しのけると地面に埋まるように紫色の花が咲いている。

毎年5月に見るのだが、手元の本には秋冬の花として記されている。 どうも私が花と思っている紫の部分はガクらしいのだが、ではどれが花だろう? 花弁はないとも書いてあるのでなおさら混乱する。

R0010981葉っぱは緑に白い文様があるものとないものとがある。 この葉を見つけなければおそらく花には行き着かない。

また紫色の花に見えるガクはまるでキノコのような感触。 そういえば子供の頃創刊間もない少年マガジンだったかサンデーだったかに載っていたラフレシアという東南アジアの花、世界一大きな花らしいが、それに雰囲気が似ている。 決してきれいではなく、むしろグロテスクな印象である。

R0011017花らしくない花といえばこのエンレイソウもそうである。 最初は何の花だかわからず面白いので写真にとって渡部さんに見せるとエンレイソウだと教えてくれた。

3枚の葉の直径は20cmにもなる。 黒っぽい紫色の花が真ん中に3枚の花弁をつけて乗っかっている。 毒性が強いらしいので山菜採りで相手にしてはいけない。 ほとんどが沢の縁に咲いていた。

面白い花があるものだ。

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2010年5月14日 (金)

妙高の花のこと(1)

先週の妙高で見た花。 日本は南北に長いだけでなく、太平洋側と日本海側で気候が大きく違うので、植生もバラエティに飛んでいる。

R0011036今年はまだキクザキイチゲがぽつぽつとしか咲いていなかった。 沢のほとりのコゴミ畑にはいろんな植物が春に背伸びをするように競い合っている。 キクザキチゲはいろんな色がある。 白・紫・青・桃などさまざま。 アズマイチゲと花はそっくりだが葉の形が違う。 キクザキイチゲはヨモギ風の歯が地面付近から広がる。 これが盛期になるとじゅうたんのように広がって咲いているのを見ることができる。 それをちょっと期待していたのだがまだ早かった。 その代わりコゴミはばっちりのタイミングだったし、その他の山菜もベストに近いタイミングだった。 あれもこれもというのは自然に対しては無理なのである。

R0011054次にショウジョウバカマ。 ショウジョウ(猩猩)は中国の伝説に由来するサルのような架空の生き物。 宮崎駿の『もののけ姫』にも出ていたので名前を知る人は多いだろう。 サルなのに酒飲みらしい。 実はオランウータンの中国名(漢名)が猩猩。

今回はこのショウジョウバカマを探した。 普通は沢の流れのそばに咲いているのだが、写真のショウジョウバカマは沢から離れた林の中に咲いていた。 太い茎が力強い。 葉は稲風のほうで右上のヨモギ風の葉は別の植物。 今年も見られてよかった。

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2010年5月13日 (木)

鹿留の花のこと(2)

鹿留(5月2日)の花の続き。 今度は樹木の花。

R0010891スターダスト・レビューの歌に「木蓮の涙」というのがある。 逢いたくて逢いたくて この胸のささやきがあなたを探している あなたを呼んでいる・・・。 ちょっとチャゲアス風の曲調だが、完成度の高い楽曲だと思う。 当時、木蓮ってどんな花だろうと思ったが調べもしなかった。

後にコブシという樹木を知るようになって、モクレンとコブシを混同していたこともあった。 遠目にはモクレン(ハクモクレン)とコブシの花は似ている。 ただ、モクレンのほうが花が大きい。 さらによく見ると、コブシではガクになっている3枚も花と同じ色をしていて、花びらの数はコブシが6枚なのに対して(ハク)モクレンは9枚ある。 最近ようやくきちんと区別できるようになった。

R0010906ドウダンツツジ。 どうもしばしばアセビ(馬酔木)と間違えそうになる。 釣鐘状の花がたくさんぶら下がるからである。 実際には葉の大きさがかなり違うので、間違えることはないのだが、人は花の様子のほうを優先して見分けることが多いので自分も混同したのだろうと思う。 アセビのほうは名前の通り、毒素があるので口にすると危険。

R0010895最後は毎年この時期に必ず存在を主張するヤマブキ。 渓流釣りでドライフライに魚が出てくる時期に咲くので、釣り人としてはとても馴染み深い。 古くから日本では毛鉤の時期を「藤の花の咲く頃」と言われてきたが、ヤマブキも同じ時期。 沢の流れから斜面に視線を移すとこの鮮やかなヤマブキ色が目に飛び込んでくる。

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2010年5月11日 (火)

鹿留の花のこと(1)

GWに鹿留に釣りに行ったことは先日書いたとおりだが、その折に春の花をいくつか見た。

R0010909最初はムラサキケマン。 ケシ科の草木。 よく見る春の野草である。 陽光の当たり具合で元気が変わる。

ケシ科キケマン属の花はどれもよく似ている。 後述のキケマンもそうだが、エンゴサク系も花弁の形はとてもよく似ている。 小さいが好きな花のひとつ。

R0010910_2こちらがキケマン。 里には少なく山間で多いように感じるが、実は人里に多いとものの本には書いてある。 紫よりも黄色のほうがちょっと毒々しい感じがあるのはなぜだろう。

似たような野草が違う花色をつけるのは不思議である。

R0010866 最後にタチツボスミレ。 もっとも多いスミレかもしれない。 特徴は花の真ん中あたりがシロっぽいことで、これがもっとはっきりと白いのがあったらそれはニオイタチツボスミレ。 

スミレはたくさんの種類があるので難しい。 私には少ししか区別できない。 自然は奥が深い。

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2010年5月10日 (月)

超人のこと

超人を見た気がした。 瀬音の森の長南さんとクライマーのにゃんちゅうさんである。

R0010944妙高の山荘の屋根にヤマザクラの太枝が折れてのしかかっているのを除去する作業が、土曜日に現地到着してまもなく始まった。 今年の雪は例年になく重い雪だったため、ヤマザクラの太い枝(といってもほとんど幹だが)が折れてしまったのだ。

先日の小菅の山でも多くの杉が雪の重みに耐え切れず倒木になっていたが、北陸のこの地でも同じだった。 ましてここは真冬には3mを超える積雪になるだけに、その重さも想像を超える。

R0010953まず、にゃんちゅうさんがロープを使ってサクラに登っていく。 なんという身の軽さというか、腕力のすごさというか・・・まるで猿みたいだ。

折れた枝を途中で切るのが長南さんの役目。 はしごをかけて屋根に上るがこの屋根の傾斜は上部で45度で脇ではほとんど垂直なのである。 雪国なのでそうしないと押しつぶされてしまうのだが、確保に渡したロープを伝って軽々と登ってしまった。

二人の活躍で難航すると思われた枝の除去も1時間ほどで終了。 にゃんちゅうさんはその間中ずっと木上で作業を続け、最後は懸垂下降で降りてきた。

さすがにクライマーはすごい。 目の当たりにするとほんとうに感心する。 同時に自分のメタボリックな体を何とかしないといかんと思わざるを得なかった。 今年は精力的に出かけよう。

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2010年5月 9日 (日)

妙高山菜勉強会のこと

土日と妙高の山荘で行われた山菜勉強会に行ってきた。 勉強会といっても、実際は山菜を採って食べるだけのことである。 (文体変わったけれどご勘弁を)

R0011080この会は毎年開かれているのだが、今年は20名を超える参加者だったのでとてもにぎやかだった。 タラノメ、コシアブラ、コゴメ、木の芽、カンゾウがほとんどドンピシャのタイミング。 ふきのとうがわずかに残り、それ以外ではゼンマイ、アサツキなども採れた。 最近ではもっともタイミングがよかったのではないだろうか。

会の模様は「瀬音の森ホームページ」でも紹介されると思うのでここでは割愛するが、宴会明けた日曜の朝に5分ほど歩いただけで、帰りのお土産分がそろったくらいだった。

R0011133もう少し寒いかと予測していたが、妙高は暖かく、そのせいか河川は雪シロが轟々と流れていて釣りをする気はまったく起きなかった。 写真の山の雪が解ける頃が妙高の毛鉤シーズンなのだろう。

往復とも時間をずらしたので渋滞にもまったく遭わず、好天と幸運に感謝した。 内容については明日以降・・・かな。

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2010年5月 7日 (金)

GW鹿留出陣のこと

GWはどこへ行っても交通渋滞を避けて通れないことを改めて味わいました。 得さん、鳥さんをピックアップして中央道に乗ろうとするとまっかっか・・・・。 で、20号線で途中まで行こうとしたのですが、下道も渋滞ポイントで約束どおりの渋滞。 結局八王子から相模湖の先まで1時間半もかかってしまいました。

鹿留は混雑していましたが、釣る場所は十分に確保できるレベルでした。

Torisan2 上流のほうで場所を見つけて鳥さんと釣り始めましたが、ドライには反応がありません。 下流に下りると得さんがニンフで上げていました。

Tokusan 僕も仕方がないので沈めて釣ったらすぐにアルビノが来てしまいました。 前の週に大雨が降ってかなり流されてしまったので、標識魚としてアルビノを多く入れたのでしょう。

Albino さてさてちょっぴり釣り飽きたので散歩に行くと、鳥さんが「じゃあボクはコーヒーでも飲んでるから」といってレストランへ。 僕のほうは野草を見て回って、戻ってくるとなんと鳥さんはコーヒーではなく、昼間から泡の出るほうをいただいていました。

Torisan まあこれも楽しい時間。 暖かい日差しに涼しい風、周りには新緑。 多くの釣り人が押し寄せるフィールドをあえて選ばないのはこういう時間のすごし方もあるからなのですよね。

New_green ワイルドさは皆無ですが、まずまずの一日でした。

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2010年5月 6日 (木)

焚き火の心のこと

Koya_no_yube_2 山小屋の夕暮れ、帳(とばり)が下りるようにあたりが暗くなっていくにつれて、焚き火の炎がだんだん明るくなっていきます。 実際は焚き火の明るさは変わっていないのですが、そう感じるんですよね。

焚き火を囲んで仲間とたわいのない話をするのは至福の時間です。 さすがに五十路ともなると打ち明け話などはなくなりますが、それぞれの回顧話を聞くのは格別です。 いろいろな人生が焚き火の火の粉になって暗闇に舞い上がっていきます。

Flame_2 自然で遊ぶ人の多くがこの焚き火を何よりの楽しみにしています。 残念ながら昨今は消防の指導で山間のキャンプ場でも焚き火は禁止になったところがほとんどですが、正しい焚き火の方法を教えることのほうがはるかに重要だと思います。

僕等が子供の頃は、貝印のカミソリで鉛筆を削っていました。 ごく普通の教室での風景です。 もちろん手を切って血を流す子も居ましたし、ほとんどの子供がそうやって刃物の危険さと有用さを覚えたものです。

焚き火も同じなんですけどね。 責任というおかしな縛りが、責任を取れない管理者に禁止させているのです。 やっぱりおかしいぞ、この国の公は。

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2010年5月 5日 (水)

小菅の花(樹木編)のこと

4月に小菅の小屋の補修作業を行ったときの花々です。

Ume1車止めの山沢の脇に毎年咲く梅です。 今年は寒い日が長かったので、4月の中旬のこの時期にもまだ満開状態でした。

実は観賞用としては梅のほうが桜よりも歴史が深いんですよね。 古くは万葉集の時代から親しまれ、春を真っ先に告げる樹木の花としては、梅のほうが日本的だと思えます。 一方の桜、特にソメイヨシノに代表される近代の桜は、第二次大戦後の復興を機に全国の焼け野原に植えられたもので、現代の花見に至ったのはごく最近のようです。

Mamezakura_2こちらはマメザクラです。 小菅の山の尾根筋に生えていたものを山小屋のそばに移植しました。 毎年ささやかに花をつけてくれます。

もともとヤマザクラ系はそれほど鑑賞に向くものではありませんが、300種近くもあるという桜のいくつかの原種の一つでもあります。 これはコヒガンザクラ(マメザクラ)らしいのですが、私にはまだ識別できません。 

Aburachan登山道の入り口でアブラチャンを見かけました。 小菅には意外とたくさん咲いています。 好きな花のひとつです。

昔、この樹の実や樹皮を燃やして明かりをともしたのでアブラチャンと呼ばれるようになったそうな・・・フムフム。 

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2010年5月 4日 (火)

水のこと

日本に住んでいると水の有難みをつい忘れてしまいます。 蛇口をひねれば飲み水が全国のほとんどの地域で容易に得られます。 しばしば海外では、ことアフリカなどの途上国では水の確保が文化的生活の条件だといわれますが、実は日本に居てもちょっと山奥に入ったりすると水の確保は重要な問題になります。

R0010721 先日、瀬音の森の小菅の山小屋の水場の修理をしました。 冬の間に降った雪のせいか、土砂が崩れていて、従来の水場が破壊されていました。

そこで、kurooさんが苦労して発案した、湧き水収集システム??を導入し、瓦礫の下を流れる水脈を捕らえて新たな水場を確保することができました。

この山小屋は沢から標高100m以上登ったところにありますので、水の確保ができなければ担いであがることになります。 ある意味水場の回復は死活問題でもあったのです。R0010723_3

さてさてそのシステムとは、ペットボトルをろ過装置にして中に小石をつめ、その先からまるで点滴のような管を伸ばして、最後は竹筒にまとめるという画期的かつシンプルなものでしたが、なんと1時間ほどで水も透明になり、十分飲める水質になりました。

ここでハタと気づいたのは、日本が豊かなのは文明のおかげではないということです。

日本は世界でも有数の潤沢な自然環境に恵まれた国なのです。 だからこそこうして山中でも水を確保できるわけで、これがアフリカならここに集落ができても不思議ではありません。

そんなわけでとても貴重な気づきをこの水場の作業からいただいたのですが、いつまで見ていて飽きないものはというと、燃える焚き火の炎と流れる沢の水なんですよね。

R0010728_3 この水場の流出量は1リットル溜まるのに1分程度まで増え、以前のものよりも水量は確実に増えました。 出来上がった水場の竹筒の先から落ちるきれいな水を見ていると、沢の流れを見ているのと同じように飽きない気がしました。

いい国です。 

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