ナガミヒナゲシのこと
近年どこにでも咲いているこのオレンジの花。 ナガミヒナゲシという。 ヨーロッパ原産の帰化植物。
実は短命な花。 朝に開いた花は夕方には散ってしまう。 一見園芸種のような鮮やかなオレンジの花だが野草の類である。 この短命さがなんとも言えずいい。 つぼみのときは柄が曲がって下を向いているが、花が咲くと上向きになり、花弁が落ちると長い実が残る。
手前に見えているのが実である。 長さは2~3cmほど。 この実だけが無数に残っている。
以外に掲載していない図鑑も多い。 野草として認められていないのかもしれない。 数十cmもある長い花の柄の先に一輪だけ咲く。 風が吹くと大きく揺れるが繁殖力が強いせいか弱弱しい感じはあまりしない。
それにつけても毎日花が散っていたのでは花期がどれくらい持つのかわからない。 あと2~3週間くらいは入れ替わり咲いているのだろうか。 ちょっと気をつけて観察してみよう。
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