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2010年5月 4日 (火)

水のこと

日本に住んでいると水の有難みをつい忘れてしまいます。 蛇口をひねれば飲み水が全国のほとんどの地域で容易に得られます。 しばしば海外では、ことアフリカなどの途上国では水の確保が文化的生活の条件だといわれますが、実は日本に居てもちょっと山奥に入ったりすると水の確保は重要な問題になります。

R0010721 先日、瀬音の森の小菅の山小屋の水場の修理をしました。 冬の間に降った雪のせいか、土砂が崩れていて、従来の水場が破壊されていました。

そこで、kurooさんが苦労して発案した、湧き水収集システム??を導入し、瓦礫の下を流れる水脈を捕らえて新たな水場を確保することができました。

この山小屋は沢から標高100m以上登ったところにありますので、水の確保ができなければ担いであがることになります。 ある意味水場の回復は死活問題でもあったのです。R0010723_3

さてさてそのシステムとは、ペットボトルをろ過装置にして中に小石をつめ、その先からまるで点滴のような管を伸ばして、最後は竹筒にまとめるという画期的かつシンプルなものでしたが、なんと1時間ほどで水も透明になり、十分飲める水質になりました。

ここでハタと気づいたのは、日本が豊かなのは文明のおかげではないということです。

日本は世界でも有数の潤沢な自然環境に恵まれた国なのです。 だからこそこうして山中でも水を確保できるわけで、これがアフリカならここに集落ができても不思議ではありません。

そんなわけでとても貴重な気づきをこの水場の作業からいただいたのですが、いつまで見ていて飽きないものはというと、燃える焚き火の炎と流れる沢の水なんですよね。

R0010728_3 この水場の流出量は1リットル溜まるのに1分程度まで増え、以前のものよりも水量は確実に増えました。 出来上がった水場の竹筒の先から落ちるきれいな水を見ていると、沢の流れを見ているのと同じように飽きない気がしました。

いい国です。 

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