ハルジオン満開のこと
ハルジオンが満開だ。 どこにでもある草木には興味がわく。 園芸種にはほとんど興味がない。 庭いじりをしている人はそうではないんだろうが、散歩派の私としてはきれいに咲き並ぶ花壇の花よりも、路傍で生命力を溢れさせているこういう草木のほうが好みなのである。
昨年多摩川を散歩しているときに、クローズアップとPLサーキュラーのフィルターが入ったポーチを失くしてしまった。 PLのほうは高いのでまだ購入していないが、クローズアップは3000円弱で入手できたので今回使ってみた。 マクロでなくとも結構いい線いくものだ。
ハルジオンとヒメジョオンの区別は茎が空洞かどうかで見分けると書いてあるので折ってみる。 空洞だから間違いなくハルジオンだ。 というよりも大体ハルジオンばかりが咲いている。
それ以外にはつぼみが下を向くとも書いてあるが全部が全部下を向くわけではないので当てにならない。 それでも数があまりに多いので1本くらい折っても心の痛みは少ない。 人間は勝手なものである。
中にはこんな風にきれいなピンクというか薄紫色のものもある。 これはなかなかきれい。 実はこのハルジオンは大正時代にアメリカから観賞用に持ち込まれたらしい。 野に逃げ出す植物は動物よりも多い。 風や雨が運んでいくからである。
こういう帰化植物がはびこっていくのを見ると、ほんとうにglobal化って良いものなのだろうかと疑問がわいてくる。 人間もだいぶ混じってるしなぁ。 でもルーツはやっぱり大切に守りたい。
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