神田川を下るのこと -永福橋から続き-
別の日、というか翌日のこと、永福橋から続きをスタートということで、下高井戸まで世田谷線で行く。 下高井戸の街は私鉄沿線の中でも特異で、情緒溢れる街である。 駅前市場もそうだし、日大の学生相手の廉価な居酒屋も多い。 駅前市場をくぐって甲州街道へ向かうと写真の柏木精米店がある。 昭和そのものの風情をかもし出していて素晴らしい。
道草ばかりでなかなか神田川に着かない。 首都高4号線の高架の下の甲州街道(国道20号)は交通量も多く、横断歩道も少ない。しかし歩行者は歩道橋を通らず、数少ない横断歩道に迂回する。 片側4車線の甲州街道を渡ると玉川上水の暗渠である。 これは先の宿題。
永福橋についてからは、明大和泉校舎の裏手を神田川沿いに歩く。 この辺りの護岸は年季が入っている。 コケのつき方もなかなかいい。この辺りには知人の勤めていた聾学校もあったが、最近廃校になった。どこに移転してしまったのだろうか。
ちょうど和泉校舎の真裏辺りだろうか、都内には珍しい竹薮があった。里にはこれでもかというくらい竹薮があるのだが、東京ではさすがに珍しい。珍しいといっても、自宅から半径1km以内に3,4ヶ所くらいはある。 竹薮ではたけのこが採れるが、うっそうと生い茂っているのが都内の竹薮の特徴でもある。手が入っていないのだ。
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