神田川を下るのこと -井の頭駅からちょっと-
水門橋からちょっと下ると公園の井の頭公園駅出口。 公園から出ずに川沿いに遊歩道が通じている。ここも井の頭公園の一部なのだろうか。流れがある分こっちのほうがいい。
ラクウショウが真ん丸い実をつけている。 上のほうはもう明るい茶色に黄葉していた。
コサギが小魚を探している。 足でササササっと探るようにして出てきた小魚をうまいこと咥える。子供の頃、ドジョウを捕まえるのに良くやった方法だ。私の地方ではエブと呼んだが、一般的には箕(み)と呼ぶ農具で魚取りをしたものだ。
(箕)
少し下ると、優雅に写生をしている人がいた。 絵心がない私にはうらやましい限りである。
遊歩道の人通りは結構多いが、絵描きさんのいる側はほとんど人が通らないのでゆっくりと描けるのだろう。
現代でもこうして子供たちがザリガニ採りをして遊んでいる姿が見られるのは、とても嬉しいことだ。 川面に子供たちの歓声が広がる。 なかなか食いついてくれないようだ。そういえばヒルに吸い付かれながら二ホンザリガニを採っていた小学生時代、わずか2~3年でアメリカザリガニが二ホンザリガニを駆逐するのを目の当たりにした。 鋏の大きなアメリカザリガニのほうが人気があったが、今となっては二ホンザリガニに会いたいものだ。
兄弟と思しき二人は一心不乱にザリガニを追っている。 兄が岩を跳ぶと弟がそれについていく。 遠くからそっと眺めていた。 とても良いものを分けてくれたように感じた。
| 固定リンク
コメント