神田川を下るのこと -井の頭通りをくぐる-
明大裏からしばらく行くと、高圧線が頭上を走り、その下を井の頭線が通っている。大学が近いからか、やたらとランニング(ジョギング)をしている人を見かける。
井の頭線はガードの下をくぐるように歩道がついていて、それを過ぎると井の頭通り。ここでは珍しく、橋が道路と交差点のようになっていて贅沢にも横断歩道が2本ある。 橋の名前は神泉橋、井の頭線の神泉駅とは関係ないだろう。
井の頭通りというのは最近ついた名称で、近衛文麿(明治の首相)がここをよく通っており、彼が井之頭街道命名したらしい。 東京オリンピック前にそれが正式に井の頭通りという名称に指定されたという話が書いてあった。
井の頭通りの北側、和泉小学校と中学校の脇に大きな水道管が通っている。 上の話の間には井の頭通りは一般に「水道道路」と呼ばれ、水道埋設の道路だった。 武蔵境の浄水場から、大原の給水場へ上水を送る水道管が写真の太い管である。都会の地下にはいろんなものが埋まっているが、こうして表に出るのは珍しい。
| 固定リンク | 0
コメント