暗渠探訪のこと -目黒川支流烏山川緑道 3-
池尻大橋から500mほど歩くと北沢川暗渠との分岐点に着く。 ここからが烏山川の暗渠である。
分岐点にはモニュメントがある。 カワウソだろうか? 黒御影石で立派なものだ。 水流が保たれる北沢川に対して、烏山川のほうはすぐに暗渠上の水路は消える。行き止まりになった三宿の計画道路を渡ると、もう水路はない。
分岐から500mほどで右手に三宿神社が現れる。 比較的近代の神社で深い所縁は内容である。だが、都会の住宅地にひっそりと佇む静かな神社で、不思議な雰囲気もある。今回は銀杏が多数落ちていて、独特の異臭を放っていた。
この銀杏の樹の裏手、祠の右側に石の階段がある。 これを上ってみたのだがその先には何もない。 はて? 昔はこっちに祠があったのだろうか?
どうもこの境内は裏手につながる道になっていたらしいが、定かではない。寺社仏閣というものはこういう不気味さがあったほうが霊験がありそうだから不思議である。
祠の左手は普通の神社っぽく、赤い稲荷さんの祠も並んでいる。こういう無名の神社もまた面白い。 ちょっと道草をしてしまったが、また烏山川の暗渠に戻ろう。
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