暗渠探訪のこと -目黒川支流烏山川緑道 4-
三宿神社を出て上流へ歩く。三軒茶屋あたりまでは緑道のほうが周辺よりも高くなっている。暗渠下の川床が高いのだろうか?正確な標高がわからないので不明。ある場所で昔の石垣を見つけた。もしかしたら開渠だった時代の名残かもしれない。周辺とは明らかに違うのでそうだと信じたいところだ。
さらに周辺で名残らしきものを探すがなかなか見当たらない。間もなくすると面白い家を見つけた。
すばらしいとんがりのベランダである。『空から日本を見てみよう』(テレビ東京)をご覧になっていればこれがもし建物なら記録的なとんがりであることがわかるだろうが、残念ながらベランダである。 ただ角度は10度くらいしかない。土地と空間を見事に活用している。
太子堂のあたり、下の谷橋(したのやばし)でまたまたちょっと道草した。円泉寺という寺に立ち寄る。
太子堂の地名の由来になったと思われるのがこのお寺。 境内には面白い石仏?が沢山置いてある。歴史的な価値はないだろうが見ていて楽しくなる。寺の説明では14世紀の南北朝時代開山のようになっているが実際は安土桃山~江戸時代初期からだろう。寺の境内には聖徳太子を祭った社がある。これが地名の由来らしい。
なんとなくかなり新しい感じがするが、地名に残る分霊験はありそうだ。ケヤキの大木の跡、その中に庚申塚があってそこは何かエネルギーを感じさせた。
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