堂所山と景信山のこと (第3編)
[12:00] 標高727mの景信山山頂に到着。 東京方面の関東平野の眺望がすばらしい。 が、しかし、後ろを振り返るとまるで渋谷ハチ公前のような賑わいだった。 もう笑うしかなかった。
上の写真はそれでも空いているほうの売店前。 裏側の高尾からの稜線につながるほうの広場は密度がこの倍以上。 そっちは富士山が見えるからなのだろうが、山頂はまるでデパートのバーゲン会場みたいだ。 得さんを見失った。 10分くらい人ごみを探したら、売店の前でなめこ汁を買って昼食を取っていた。 ごちそうさまと私もいただく。
[12:30] ところが一旦メインルートを外れて小仏側へ降りていくととたんに人はまばらになった。山頂から下ること、10分ほどで右へ下りる道と分岐。 右へ行くと小仏のバス停に行くが、今回はまっすぐ尾根を進んで小下沢に戻る。
このルートは傾斜がかなりきついので上りには取りたくない。 道も細く斜面も急なので、足元に気をつけながら下りる。 途中からさらに傾斜がきつくなり、Wステッキを多用してのくだり。 ステッキがなかったらたぶんひどいことになっていたと思う。
[12:50] ただし周りには豊富な広葉樹がきれいな紅葉を見せてくれた。 大ケヤキのところで上りの登山客とすれ違う。 ベテラン風だが大汗をかいていた。
[13:10] 峪を降りていくにつれて沢音が聞こえてきた。 沢の音を聴いて俄然元気になるのがおかしかった。 釣り人の性質(サガ)である。 沢の水で顔を洗うと気持ちがいい。 生き返った気分だ。
[13:30] 小下沢に合流。 ここからは朝来た林道を下りる。 道程5時間、歩数は20000歩程度なので、10km余りだろうか。 それでもメタボにはかなり応えた。足取りは昭文社の大和高原地図『高尾・陣馬』の時間とほぼ同じだから平均的な速度だったが、ちょっと鍛えなおさなきゃいかんなと思う。
<終わり>
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