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2011年1月16日 (日)

春の小川を歩くのこと (1)

昨年秋から精力的に散歩・ハイキングをしてきたので、写真が溜まってブログに半分も書けていない。 そろそろ徐々に吐き出していかないと、ハードディスクの肥やしになってしまうので、今回は年末の12月30日に歩いた渋谷川~宇田川~河骨川で行きたい。

Imgp2314 渋谷川は新宿御苑を水源にして、渋谷駅南側の国道246号線まで暗渠、ここで開渠となる。 ここからは恵比寿、天現寺橋(このあたりから古川と呼ぶ)へ至る。 30数年前上京してきたときに、ちょうどこのあたりにアダンスタジオという録音スタジオがあって何度か訪れたことを思い出す。(確かユーミンがデビューアルバムを録ったスタジオだった)

Imgp2322 暗渠開始地点の稲荷橋からひとつ下流の金王橋(点は付かない)のたもとで猫が昼寝。 面白いのは並んだ犬小屋の上で寝ていることだ。 渋谷駅のそばでホッとする風景に出会えた。

Imgp2337 暗渠になった渋谷川は東急線渋谷駅の地下を流れ、東横デパートの地下に食い込む。 そのためにこちら側(東口)の東横デパートには地下がない。このあたりのことは暗渠を歩く人には常識的な話で、一般で言うと日本の鉄道が新橋・横浜間で始まったというのと同じくらいの常識レベルなのである。

Imgp2352 今回の渋谷川は暗渠としては超有名河川だが、反面一般にはまったく知られないというギャップがあるのも面白い。 ここからは工事中の宮下公園下で渋谷川本流と分岐する宇田川を上る。 渋谷川と分かれてまずは山手線をくぐる。 今は自転車置き場になっているこのトンネルがかつて川だったわけだ。

Imgp2362 トンネルをくぐると西武デパートのA館B館の間の道、井の頭通りだが、これも川の跡。 西武デパートがAB館に分離しているのもここが川だったからで、当然上層階に連絡通路があるのに地下では完全に分離しているのもそれを物語る。

Imgp2368 暗渠は宇田川交番前で右へ行く井の頭通りと分かれる。 この辺は夜になると秩序なく酔っ払った若者で溢れる。 もし今も川が流れていたら、大阪の道頓堀川状態で、ゴミと排泄物が混じりあった汚泥河川になることだろう。 正面角海老ビルの1階の中華屋のチャーハンが美味くて、昔はよく食べた。(実はセンター街のど真ん中で働いていたことがある)

Imgp2373 宇田川が始めて暗渠らしき姿を見せるのは、宇田川交番から少し上って、渋谷BEAMの先、オークビレッジとアウトバックステーキハウスの間からだ。 この歩道のつき方は典型的な暗渠の景色である。

Imgp2376 正面右手が大向保育園のビルでここには区の出張所があったはず。 左のビルはオーチャードホール裏手の駐車場。 ここで初めて電柱に『春の小川』の看板が出てくる。 ここまでくると繁華街の一見客はいなくなり、地元で働く人や住む人の街っぽくなってくる。

Imgp2382 NHKセンター下の道を過ぎると進入防止のゲートがあり、『宇田川遊歩道』の表示が現れる。 これぞ東京に数多ある暗渠の遊歩道のパターンである。

Imgp2394 神山町を過ぎ富ヶ谷に入る。 春の小川この通りとの表示。古い民家には小さな痕跡が沢山ある。 この道は別名オーチャードロードと言われるのだが、古い民家はこちらが裏口だったりしているのだ。 また、ほとんどすべての道路が交差する地点には車止めがある。

Imgp2404 ここで暗渠は井の頭通りにぶつかるが、6車線道路の向こう側にも当然ながら暗渠は続いている。 代々木深町の交差点に迂回して再び代々木八幡方面へ進む。

Imgp2412 写真は宇田川と河骨川の分岐地点。 宇田川は左方向で、山手通りをくぐって何本かに分岐している。 今回は右の路地に入り、支流の河骨川を追うことにした。 なぜならこの河骨川こそが童謡『春の小川』のその場所だからである。

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