有名な自転車店のこと
世田谷通り界隈ではあまりに有名な自転車店だが、ローカルなので知らない人も多いだろう。 もう20年以上もこの看板を掲げているが、まっとうな自転車屋さんで、売らないわけではないらしい。
ここでもうひとつ引っかかったのはゼブラ自転車。 今はそんなメーカーはないが、このゼブラ自転車を調べたところ、コンドームで有名なオカモトの一事業だったこともあるらしい。 コンドーム>ゴム製品>タイヤ>自転車となるわけだが、ミシュランタイヤ、などとも合弁したりしてゴム工業の変化の中で明治からの歴史をたたんでもう30年くらいになるのだろうか。
私が最初にのっていたのは山口ベニー号という自転車だったのを思い出した。 外装5段が流行り始めたころで、ベニー号は内装3段だった。製造していた山口自転車も1963年に倒産してしまったが、その後数年して買い換えたナショナルの自転車よりもはるかに高性能だった。 つくりが違っていたのだが、もう製造会社もないような自転車よりも、スピードメーターを付けた外装5段のものを選んだのは当時の少年としては当然だった。 その後同メーカーからはフラッシャーの付いた自転車が発売され、自転車にも方向指示器が付く時代になったのである。 しかし今、方向指示器の付いた自転車などないので、いつの間に消えたのかはかないものだ。
最近の自転車の年間販売台数が200万台程度だが、昭和40年代は600万台~800万台が売れていた。 しかも少年少女の自転車が3割を占めていた。 今の子供用のシェアは数%しかない。 やっぱり子供が自転車に乗れない国になってしまったのだろうか。体を使った遊び自体が激減しているのがやはり心配である。
| 固定リンク | 0
コメント