ハナミズキのこと
GWの初日、大混雑の高速道路情報を聞いて「今日出かけなくて良かった」とホッとする。近場を散歩していると、ハナミズキの花が咲いていた。
震災で津波の被害に遭った南仙台の閖上地区に津波に飲み込まれ、枝をもぎ取られても花を咲かせている桜とその脇にしっかりと立つ松の木の映像を見た。樹木は強し。逃げることも出来ず、ただひたすら耐えるしかなかった。それでも生き延びて花を咲かせたことが人々の心の支えになっているらしい。
人は花をきれいだから好むのではなく、何があってもその季節になると精一杯の力で咲くから心を動かされるのだと思う。 原発事故から電力をどうするかという論議が飛び交っているが、その助けは植物が持っているような気がする。
樹木を植えよう、花を植えよう、そして彼らとともに温暖化を弱めることが、間接的な解決策になる。そしてそれはいつまでも続く効果となるだろう。それがこれから必要なことなんだと感じた。
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