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2012年2月12日 (日)

山里の記憶のこと -kurooさん個展-

金曜日からkurooさん(黒沢和義さん)が再び個展を開いているので日曜日に見に行ってきた。場所「ムクゲ自然公園」は秩父盆地の皆野町、関越花園インターを降りて秩父長瀞方面に向かい皆野寄居有料道路を抜け140号線と合うあたり。

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今月は山里の記憶の原画展と同時に、TBSやNHKでも報道された陸前髙田での面影画の画集出版ととても忙しそうだが、1時間以上も話をすることができた。ちょうど関根さんも来ていて、泥又の話などを聞きさすがに猛者だと感心した。ちなみに関根さんは秩父で報道ヘリが墜落した現場写真を撮った方だが、ご本人は後に各方面からいろいろ言われて閉口したらしいので、こうして呼び覚ますのはちょっと気が引ける。

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髭の関根さんの横にいらっしゃる和服の女性は奥様。和服といえば、お昼にkurooさんと公園の入り口でうらべにさんが秩父銘仙の展示をしているというので見に行った。着物っていいなあと思うものの、着付けができないので敬遠しがちだが、和服には日本のこころが感じられて大切な文化だと痛感した。 うらべにさんのブログはこちら

しばしうらべにさんと話をした後、美術館に戻る。kurooさんにとって「残す絵」は天職だと思う。多くの人は自分を残そうとするが、kurooさんは他人を残そうとする。物語は人の数だけある。その物語を残す仕事をしているのは、ある意味「現代の語り部」なんだろうと私は思う。

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