時代の流れのこと
写真は法務省の庁舎。皇居散歩の折にはじめて知った。重要文化財で築年は1895年だからすでに120年近く経っている。まことに立派な建築である。ただ今の時代となってはどんなにすばらしい文化財でも、素直に喜べない。というのも1000兆円の借金、公務員の優遇、天下りの放置などがまったく片付く気配がないからだ。
表向き資産額だけでも800兆、隠しを含めると国家の借金以上のものがあることは明らか。子孫へはツケを強いるのに、片方ではこれらの資産を持ち続けている。典型的な汚い金持ちの究極の姿がそこには見える。いかなる文化財も、国民の財産ではあっても、公務員や一部既得権者の持ち物では決してない。
いったん全ての資産を売却し、借金をなくし、そこから消費税を上げて福祉へまわしてほしいというのが多数国民の意見だが、何もしないのが彼らのやり方。1000兆の借金を一括返済するだけで、毎年数十億の国債をリスクつきで(間接的に)国民に買わせることはしなくてもよくなる。
それで消費税を年金や福祉に回せば、何とか回るじゃないか。一方で公務員の給与には天井を設定し、民間平均から割り出した金額以上を取る場合は公務員ではなく民間経営者と同じ扱いにすればいい。ノーリスクハイリターンではなく、世間と同じハイリスクハイリターンかもしくは、ローリスクローリターンを自分で選べるようにすべきだろう。みんなリスクを背負っているのだ。それで国家予算は収支バランスが取れる。塩漬け資産が回ることで、経済にもいい影響がでる。
知人には公務員も多数いるので、現実的には棘が立つが、民として素直な感想である。
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