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2012年7月31日 (火)

山形釣行第2週三日目のこと

ちょっとブログをサボってしまった。

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さて、3日目は東北を代表するテンカラ師の都筑さんと同行できることになった。実は15年ほど昔、仲間が皆、都筑師匠に入門したころ、私は不肖の弟子?でほとんど同行したこともなかった。それだけに今、冨士弘道さんや堀江渓愚さんに東北テンカラの第一人者と言わせた都筑さんの釣りを見られることがとても楽しみだった。

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沢に掛かる橋から藪をこいて20分以上下る。 最後は小沢を下って目的の渓に降り立つ。水温は13度、ちょうどいい。岩魚の活性も高いだろう。

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ところがかなり食いが浅く渋い。 何とか7寸ほどの岩魚を掛けた。都筑さんは不肖の弟子が釣っているのを穏やかに見ているようだった。大体3回反応があってやっと1尾釣れるというくらいの食いの渋さで、これはこの沢だけでなくほとんどの渓で同じ。今年の気候が岩魚をそうさせていると確信した。

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都筑さんと交代で釣りあがるが、都筑さんの釣りは速い。 交代して仕掛けをいじっていたりするといつの間にかもう釣っている。いかん、観察しなければ。

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還暦を過ぎた都筑さんだが、遡行能力はさすがだ。この程度は「軽い」沢だという。何よりバランスがいいのだ。体重移動や振込みに無駄がない。

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手にしている岩魚は毛鉤を食い込まなかった。 それを沈めた毛鉤で誘い結局食わせてしまうのを拝見した。あれは私にはできない。

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この渓にしては気温が高く蒸し暑い日になってきた。 朝からほとんど虫が飛んでいなかったが、昼近くになってやっと飛び始めた。 それと同時に岩魚の反応も幾分かよくなってきた。

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それにしてもこの人は難しい状況の中でもよく釣る。 多くの弟子を持つ理由がよくわかる。それもそこそこの型を引き出すのだから、一緒に釣るのにはプレッシャーを感じないわけにはいかない。

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意外と速い遡行になりいつしか橋の下まで来ていた。その後都筑さんは堰堤下で釣りを始めた。 あれ?師匠はそういう場所では釣らないのでは?そう思ったが、現に釣っている。私はためらって、堰堤下に流れ出す流れの中を探り、何とか今日一番の岩魚を引き出すことができた。

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大満足だった。普通に毛鉤を流して釣るのではなく、そこに居ると信じて誘いをかけ、引き出した岩魚はうれしい。

都筑さん、とても勉強になりました。ありがとうございました。

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2012年7月21日 (土)

山形釣行第2週二日目のこと

水曜日は水曜釣行会、一時はPLAさん、「秀」さんとも都合付かず、単独になるかと思ったが、PLAさんになんとかお付き合いいただいた。 短時間なので、私もいきつけのある朝日山系の渓流。ここはどこからでも入渓できるだけに、いつ頭をハネられるかわからないが、ずっと舗装路が付いていて安楽な渓でもある。

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入渓地点ですでに3割方大目の水量にちょっと戸惑う。 山は深くいつまでも水の引かないような水系ではないのだが、遅れた雪解けに先日からの雨が加わって、森の保水力がいっぱいになっているのだろう。

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いきなり入渓1投目で岩魚が出た。15cmくらいだがいきなりは嬉しい。PLAさんはまだ仕掛けの準備をしているくらい早いタイミングだった。

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川幅いっぱいに流れる水量は普段は右半分くらい。もっとも悪場はないので安心して遡行できるのがこの川の良さでもある。

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ところがまだ梅雨明けしていないのにもうブヨが飛び回っている。たまらずPLAさんは持参したネット付き帽子を被った。 この姿、正直ちょっと滑稽でもある。 実際に使っているPLAさん曰く、ラインが見えないのですぐに枝に引っ掛けてしまうのだそうだ。

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時折やってられないのか、こうしてネットを上げてしまっている。 ヒゲのマリオが現れた。

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水量は多いものの岩魚の反応はある程度ある。 それでも食いが浅くて、きちんと毛鉤に掛かってくれないことも多い。 おおよそ3打数1安打というところか。 写真の岩魚はまずまずの型だったが、これは流芯脇にいた。 かと思うと思いっきり脇の流れにいることがあったりして、この日の付き場が特定できない。

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これで平水ならテンカラの天下なのだが、自然相手だから致し方ない。PLAさんは15時には帰宅しなければならないので、13:30くらいまで釣りができるが、もう少ししかない。

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水量が多いとイマイチ調子が乗らないとPLAさんが言う。 確かにそのとおりで、遡行に気を使う分疲れてしまいがちなのだ。

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予定の時刻に予定の橋まで釣った。 水量を考えると割と早い遡行だったのだと、到着してから思った。 もう少しじっくり釣ればよかったとも思うが、まあこれも学習だ。 それでもそここそ釣れてくれたので大満足。

PLAさん、お忙しいのにお付き合いいただいて感謝いたします。

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2012年7月20日 (金)

山形釣行第2週初日のこと

さて、今週も山形へ釣行。 なぜ週末に東京に帰るかというと、長期の休暇といえども多少の仕事はある。 それに大体車中泊って3日くらいが限界なのだな。 さらに一番いえるのが、50代半ばにもなると、そうそう連続で毎日山に入って釣りをするだけの体力がないのだ。

今回初日は県北の川へ行くことにした。で、人気の金山へ行ったのだが、平日で雨日和というのにすでに先行者の車が2台。いやはや参った。 仕方なく他の沢に行くことにした。

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この沢がなんと3~5割の増水。 でも、何とか釣れそうなので入っていった。 写真は最下流部。 いつもなら膝上太ももくらいの深さなのだが、今回は完全に股まで濡れてしまった。そして、この左のボサ下にはよく本流から差してきた大物がいる。 わかっていながら、情けないことに掛けることができなかった。 尺を超える大物が毛鉤にボショっと反応したが、まったく鉤がかりせず、そのまま深みに消えてしまった。 そういう大物は二度と反応しないので、ここはあきらめて浅い上流へ遡行する。

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すると出た出た。 きれいな山女魚だ。 サイズは7~8寸というところだが、なかなか力強い引きだった。ここからしばらくはチビ山女魚の猛攻を受ける。 10~15cmクラスがバシャバシャ反応する。 合わせてしまうと10cm未満のものは後ろへ飛んでしまう。 まるで北海道でオショロコマを釣っているような感じだ。 その中から時々20cmクラスが出てくるので、油断は禁物だが、ある意味とことん楽しめる沢なのだ。

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最初の堰堤までで数だけはとっくにツ抜けどころか20尾以上掛けては外しだった。 堰堤を右岸巻きして堰堤上に立ってみて、「あ、今日は水量が5割増しだ」と認識した。 もともと20cm程度の深みにそれぞれ魚がついているような沢だから、魚が変なところで出てくる。 それでも数釣れるのは驚きである。

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次の堰堤までは流れは砂礫となり魚のつき場はわずかしかない。 この堰堤も右岸巻きでかわす。

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この堰堤あたりからは岩魚中心になってくる。 典型的なニッコウイワナ。 但しやはり型は小さく15cm程度のものばかり。

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ただ同じポイントで3尾、4尾と掛けることができるので、何尾まで出るか試す楽しい場所もあったりする。 魚影が濃すぎる割に川が小さいので大きくなれないのだというと納得しがちなのだが、この沢ではたまに尺近いものも出るから本当にわからない。

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途中沢との分岐になるが、ここはいつからか倒木が鎮座ましまして非常に釣り難くなった。倒木の向こう側が一番いいポイントなのだがうまく毛鉤を入れられる間合いではない。 いつか流れるか、朽ちて倒れるのを待つだけである。この少し上で脱渓することにした。

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沢脇に林道がつながっているところで釣りを終えた。 水面から下流を眺めるように写真を撮ってみた。 このアングルはとても新鮮な気がした。

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沢から出てすぐに動物の糞を見つけた。 これはたぶんツキノワグマだろう。 まだ新しい。 といっても2,3日というところか。 きちんと探すと結構クマの糞はあるものだ。 ただ真新しいのは勘弁願いたい。

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戻りは気持ちのいい杉林のなかの一本道を淡々と歩く。 杉林は好きではないが、人間の匂いがして、安心感がある。 それは人工物の何もないブナの森に分け入ったときの感動とは反対のところにある安心感なのだと気づいた。

都会に住み、山へ楽しみに来る釣り人の感覚といえばわかっていただける方も多いだろう。

雨もやんだ。 明日はいい釣りができるといいな。

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2012年7月19日 (木)

山形釣行第1週二日目のこと

二日目はPLAさん、「秀」さんの水曜釣行会に同行させていただいた。場所はそうめにすとの聖地沢。今回は抜け道コースで約5時間の釣行になる。

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林道から藪コキを30分、距離にして1kmほど行くと沢音が足元から聞こえる。ここからは崖を降りる。崖といっても潅木に掴まりながら降りていく。 懸垂下降するほどではないから安心である。

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PLAさん、私、「秀」さんの順に降りていくが、途中岩を踏み落としそうになるのを注意しないといけない。 高さにして30m以上あるだろう。 沢に下りると汗が噴出してくる。 頭から澤水で冷やしてクールダウン。

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一休みしたら早速釣り始める。 PLAさん、借り上げて赤い帽子を被ったのでまんまスーパーマリオになっている(笑)。

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今日はもってのほか食いが浅い。 毛鉤を咥えきれないのだ。 何度か苦労してPLAさんも1尾、きれいな岩魚を掛けた。 今年は不思議だが、毛鉤をきちんと咥えない岩魚が多い。 1度目の流しで飛び出すのが岩魚だが、2度3度流しても見に来るだけで反転、4度目にやっと毛鉤を咥えるものすらいる。 なんか変だ。

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しかしこの沢の岩魚は居つきのオレンジ色の腹部をした魅力的な岩魚。 これに会いたくてここに通うのである。 1kmほど遡行していくと徐々に反応も多くなってきた。 3人が交代交代で釣り上がる。

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「秀」さんがほら釣ったよ・・・とこっちに岩魚を見せている間に、向こうの岩陰から落ち込みのポイントをPLAさんが狙い釣り上げる。 テンポのいい釣りができるのが何より楽しい。

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写真はこの沢特有の錆びた岩魚。 ボサの下などでこういう岩魚がしばしば出る。山女魚と違って岩魚の口は本当に大きい。 これで蛇や蛙を飲み込んでしまうのである。 もっとも普段の主食は昆虫(特に水生昆虫)だが。

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4時間半ほどで今日のゴール地点に到着。 皆さんそれぞれツ抜けるくらい釣っているのだが、もう数釣りの欲は通り越しているので何尾かを数えるようなことはない。 自然に包まれて、自然と対話して戯れていることを心から楽しんでいる粋なオヤジ集団がそうめにすと倶楽部なのである。

PLAさん、「秀」さん、楽しい釣りを毎年ありがとうございます。来年もよろしくお願いします(というより来週だろ・・・)。

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2012年7月13日 (金)

山形釣行第1週初日のこと

今年も休暇を取って山形へ出かけた。 東京を8時に出発し、東北道を北上して、最初の釣り場に着いたのは午後2時を回っていた。 なので2時間だけの釣りである。 途中宮城ナンバーのRVが駐車していたが、ここは激戦区なので致し方ない。一応2時間限定なので、第2堰堤から第3堰堤までを釣ることにした。

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水量は平水よりもちょっとだけ多い。 水温は12度。 適温だから、いれば反応するはずだ。 ところがなかなか反応がない。 200mほど遡行したが無反応。 これは先行者かなと思いつつ、深みのある流れの流芯を流すと毛鉤をぐいっと岩魚が咥えて走った。 7寸強のまずまずの岩魚だった。

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しかしここからがまったく続かない。結局、二段になっている第3堰堤まで釣るもこの1尾のみだった。しかし2割程度水量が多いので、堰堤手前の渡し返しが厳しいことになっていた。 水勢の強い段差の上をえいっと向こうの岩に飛び移る。 わずかな水量の差で、状況はずいぶんと変わるから注意が必要だ。

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今日は小手初めだから1尾出たことを喜ぶ。 林道に戻るまでの仙道には背丈以上になったイタドリなどの草が生い茂っていた。 この脱渓の道も意外と好きである。

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寒河江川まで戻るとまだ雪を湛えた月山が見える。 こちら側は南斜面だから7月いっぱいで雪はほとんど消えるが、山頂付近には年間を通して消えることのない万年雪もあるそうだ。

新顔のフィットシャトル、最低地上高に不安があったが林道は問題ない。もともと乗用車で富士山の林道を走っていたのだから、それを考えれば普通の林道は気にするほどの問題がないことを再認識した。もっとも地上高のあるRVに比べれば不安があるのは当然だが、23km/h前後の高速燃費がそのデメリットをカバーしてくれる気がした。 理想はハイブリッド並みの燃費で、車中泊ができるほど広くて、かつ最低地上高が200mmという車なのだが、そんなものはまだないのである。

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