里海
土曜日に行った九十九里蓮沼の海岸に海に出ることのないボートがあった。 夏の海水浴シーズンはこの船の周りにちびっ子が集まっているんだろうなあ。今は誰にも見向きもされていないようだったけれど。
私が子供の頃、海は生活に密接した存在だった。瀬戸内の港町の育ちだからである。暇さえあれば海に川に釣りに行った。いろんなものが釣れた。五目十目は当たり前だ。それだけ海も川も豊かだった。ここ10年で自然環境はかなり回復したと思うが、その前の30年で壊したものはその何倍もの自然だった。
日本人は流行に移ろいやすい。原発のこともそうだし、荒らしてきた国土のことも、すぐに意識の外に置き忘れてしまう。里山そして里海、それは人が関ることで初めていい方向に戻ることができるということを忘れないようにしたい。
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