kurooさんの個展@秩父
土曜日にkurooさん(黒沢和義さん)の個展を訪ねてきた。 場所は秩父市内の矢尾百貨店の展示ギャラリー。 もう6回目になるらしいが、何度見ても原画はいい。
今週も道路は大渋滞が予測されたので一般道で行くことにした。ところが所沢を抜けるのに1時間かかり、飯能を抜けたときにはすでに2時間以上経っていた。結局秩父まで3時間余りを要してしまった。 小菅も秩父も近くて遠いところだとつくづく思う。
矢尾百貨店の後ろの駐車場にいつものように駐車した。 ここにある古民家風の建物の脇にある樹木は素晴らしい秋色。樹種を確認するのを忘れてしまったが、ナラ系の色をしている。
作者はのんびりしていた。 もっとも昼を過ぎればお客様も沢山来場するので、昼まではゆっくりしていないと一日持たないだろう。 回を経るにつれて展示のレイアウトも効率的になっている。 絵と絵の感覚も2,3人で語らいながら見るのにちょうどいい。
今回のいちばんの驚きはkurooさんの弟さんが漫画を描いていて、それがすごくいい出来栄えなことだった。私が少年時代にかじりついて読んでいたマガジン、キング、サンデー時代のタッチが素晴らしい。やはり才能ある家系なんだろうなあ。
面影画で有名になったkurooさんだが、本来のライフワークは山里の記憶。面影画が記録的なのに対して、山里の記憶は作品的な要素が濃い。 民俗学というのはそこら中に題材があるが、個人名が入ることで数段高い意味を持つ。 村人Aでは信憑性や説得性が薄いが、実名で描くことで記録の面でも、内容の面でも、すべてにおいて価値が高まるように思う。
少し混んできたのでおいとましたが、直後に野村さんがやってきたらしい。 数分のニアミスだった。 残念。
ミューズパークを越えて小賀野の般若方面へ行ってみた。 周りはどこも里山の紅葉でいっぱい。 観光地の紅葉とは違う、生活感のある生き生きした紅葉がいたるところにあって、何度も車を停める。
帰りは140号線でのんびり花園ICまで行き、関越道で帰ったが渋滞はなく、2時間かからなかった。 まあいい気候でいい季節だから、混むのは仕方ないが・・・。
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