G沢釣行
土曜日は茨城のNOBEさんと待ち合わせ、朝日山系の渓に一緒に釣りに行くプラン。しかし、現地は増水していて、何とか釣れなくも無いがリスクが大きいと判断して中止した。
ここは最初の渡渉箇所が目安になるのだが、無理はやめようということになった。ちょうどつくばナンバーのフライフィッシャーが来たので、頑丈そうな彼にこの釣り場を譲った。NOBEさんは午後から用事があるので、同行はまた次回にお預けということになった。
NOBEさんと別々に行動することになって、もしかしたら山の向こうは増水していないかもしれないと思いつき、30分ほどのG沢に行ってみた。入渓点から沢を覗くと平水。先日の豪雨で荒れて崩れている箇所は多いが釣りになりそうと判断して、沢に沿った踏み跡を下流に下った。
沢には写真のような両岸を渡すような大きな倒木がいくつかあって、崩れている箇所も見かけた。流れはかなり変わってしまっているが、豪雨から1ヶ月近く経つので淵も多少掘れている。岩魚の付き場が出来つつある感じ。
次第に日差しが強まってきて、山の残暑が襲ってくる。気温は30度近くなってきた。汗を拭きながらの釣行になる。
水温はなんと15度。 この沢でこれほど高い水温になったことは無い。汗がさらに出てくる。岩魚は小型から中型ばかりだが反応がきちんとあるので安心した。
もともとこの沢の岩魚は中小型が中心だが、去年は結構型が良くなった。魚影が濃いのであまり大きくならないと思っていたが、一旦荒れてもとに戻るとこうなるのだろうか。
沢の途中で流れが広がった場所に2本のミズナラがあって1本が根元から折れて倒れていた。左の樹木は溢れた激流に耐えたが、右の樹木は耐え切れずに倒れたのだろう。こうして大きな樹木が倒れるとまた新しい生命が溢れてくる。残ったほうの樹木も幹は傷だらけだった。また大水が出たらこっちもやられてしまうのかな。
岩魚は適度に相手をしてくれる。昨日良型に遊んでもらったので、つい型が小さいと思いがちだが、1投1投にストーリーを持って岩魚に敬意を払いながら釣る事にしているので中小型でも楽しい。
こんな風に瀬尻はまだ小石で埋まっているが、その上の石脇からちゃんと出てくれるので楽しくなる。途中から入渓したので、2時間ほどで堰堤に着いてしまった。堰堤でご挨拶の1尾を追加する。
この堰堤から上もよく釣れるのだが、到着時に誰かが入渓していたようなので今日はパス。この沢も復活してきている。どんな豪雨で流れが変わっても、岩魚というのはたいしたものだとつくづく思う。
自然と岩魚に感謝。今回は欲張らず、そこそこの釣りで爽快感。毎年こうして山形の奥山の渓流で遊べることを本当に幸せに感じる。
| 固定リンク | 0
« T沢釣行 | トップページ | 渇水の日川を釣る »
コメント