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2013年8月25日 (日)

G沢釣行

土曜日は茨城のNOBEさんと待ち合わせ、朝日山系の渓に一緒に釣りに行くプラン。しかし、現地は増水していて、何とか釣れなくも無いがリスクが大きいと判断して中止した。

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ここは最初の渡渉箇所が目安になるのだが、無理はやめようということになった。ちょうどつくばナンバーのフライフィッシャーが来たので、頑丈そうな彼にこの釣り場を譲った。NOBEさんは午後から用事があるので、同行はまた次回にお預けということになった。

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NOBEさんと別々に行動することになって、もしかしたら山の向こうは増水していないかもしれないと思いつき、30分ほどのG沢に行ってみた。入渓点から沢を覗くと平水。先日の豪雨で荒れて崩れている箇所は多いが釣りになりそうと判断して、沢に沿った踏み跡を下流に下った。

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沢には写真のような両岸を渡すような大きな倒木がいくつかあって、崩れている箇所も見かけた。流れはかなり変わってしまっているが、豪雨から1ヶ月近く経つので淵も多少掘れている。岩魚の付き場が出来つつある感じ。

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次第に日差しが強まってきて、山の残暑が襲ってくる。気温は30度近くなってきた。汗を拭きながらの釣行になる。

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水温はなんと15度。 この沢でこれほど高い水温になったことは無い。汗がさらに出てくる。岩魚は小型から中型ばかりだが反応がきちんとあるので安心した。

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もともとこの沢の岩魚は中小型が中心だが、去年は結構型が良くなった。魚影が濃いのであまり大きくならないと思っていたが、一旦荒れてもとに戻るとこうなるのだろうか。

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沢の途中で流れが広がった場所に2本のミズナラがあって1本が根元から折れて倒れていた。左の樹木は溢れた激流に耐えたが、右の樹木は耐え切れずに倒れたのだろう。こうして大きな樹木が倒れるとまた新しい生命が溢れてくる。残ったほうの樹木も幹は傷だらけだった。また大水が出たらこっちもやられてしまうのかな。

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岩魚は適度に相手をしてくれる。昨日良型に遊んでもらったので、つい型が小さいと思いがちだが、1投1投にストーリーを持って岩魚に敬意を払いながら釣る事にしているので中小型でも楽しい。

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こんな風に瀬尻はまだ小石で埋まっているが、その上の石脇からちゃんと出てくれるので楽しくなる。途中から入渓したので、2時間ほどで堰堤に着いてしまった。堰堤でご挨拶の1尾を追加する。

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この堰堤から上もよく釣れるのだが、到着時に誰かが入渓していたようなので今日はパス。この沢も復活してきている。どんな豪雨で流れが変わっても、岩魚というのはたいしたものだとつくづく思う。

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自然と岩魚に感謝。今回は欲張らず、そこそこの釣りで爽快感。毎年こうして山形の奥山の渓流で遊べることを本当に幸せに感じる。

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2013年8月24日 (土)

T沢釣行

8/22の釣行はT沢。今年は豪雨で沢が何処も大荒れなので、登山道や林道のないこの沢を釣るのは多少の勇気が必要だった。旧道の橋から見ると水量は平水だったので、入渓を決める。一旦車を抜け道の出口にデポするため少し戻る。唯一この沢の途中からの抜け道(山菜道)があるのでその出口に車を置いておく。かつてこの山菜道から入られて一番美味しい区間のアタマをハネられた苦い経験がある。

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この右岸の藪をトラバースして滝上に出るとそこからは比較的落差の少ない流れになる。いつもなら前半区間で2~3尾は出るのだが、今回はなかなか反応が無い。ようやく出た岩魚もバラしてしまう。

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この沢は他と違って豪雨の影響が最小限だった。それでも何箇所か崩落箇所があったが、森が安定しているのだろう。水温は11度。夏の水温としては低めだが、源流に雪渓が残っている可能性がある。しばらく遡行するも反応が無い。それでも岩魚が流されることは無いと信じ釣り上るとようやく出始めた。

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この沢は他の同じくらいの規模の沢に比べてサイズが大きめの岩魚がいるのが魅力。昨年は釣友の塚ちゃんを案内したら泣き尺を掛けてくれた。今回は600m遡行したあたりから反応が回復。入渓の滝の標高は820mだったが、標高にして900mを超える辺りからだった。

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ここから嘘のように連続して毛鉤に食いつく岩魚たち。時には1本の流木の下から3尾連続で掛かることも。何度もここには来ているが、こんな反応はそうそうは無い。

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調子のいいところでついに雨が降ってきた。しかし釣れているときは雨も気にならない。ただ水温が急に下がってきた。やはり雪渓が解けているのだろう。急に水温が下がると毛鉤への反応が悪くなるものだが、今回はそうではなかった。

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写真のような小さなポイントから良型の岩魚が出てくれる。10尾くらいまではおおよそカウントしていたが、もうどうでも良くなった。20尾は超えている。源流に近づくと若干岩魚も錆び掛かってくる。

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雨が強まってきたが気にしないで釣っていた。実際には結構降っていたのだろうが釣り人のサガはこういうときには楽観的。

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まもなくいつもの終了ポイントの二股に着くころだが、まだ反応は続いている。本当に岩魚はわからない。出ないときもあるし出るときもある。ウデよりも運なのかもしれない。

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沢山の岩魚が相手をしてくれて楽しめたが、ついに二股まで来てしまった。ここに来てふと我に返ると結構な雨足だ。危ない危ない。小休止を取ってから、沢を下る。

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下りにも楽しみを持って下ると疲れが少ない。いろんな岩や、動植物を認識すると記憶も鮮明になるし、発見もあって楽しい。

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スギゴケの端っこにカジカが鎮座している。スギゴケもカジカも山岳渓流の主である。本人は岩に同化しているつもりなのだろうが、コケの上にいたのでは目立ってしまう。

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面白い岩がある。なんだかお習字の硯のようだ。この岩が前からあったかどうかは記憶が無いが、今回は記憶に刻まれた。よく見ると草履の様でもある。まもなく抜け道の場所に来た。抜け道は踏み跡がわからなくなっているので、知らないとまず道は見つからない。毎年三菜を採りに入る地元の人も少なくなったのだろうか。

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いつものミズナラの巨木に挨拶、山の神として私は拝むことにしている。今日も安全に事故なく釣りをさせてくれたことに感謝した。雨は頭上の枝葉を打って音を立てている。体ばびしょびしょだがどうぜ藪をこく間にまた濡れるからまったく気にしてはいない。心地よい疲れで満足だった。

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2013年8月 6日 (火)

釣り人の性(サガ)

前人未到と思われるような沢筋にも必ずといっていいほど釣り人の踏み跡が付いている。それは毎度驚かされるほどである。 先日から山形の河川の増水被害について書いてきたが、その中でも多くの釣り人が我慢できずに川に立っている様子を何人も見てきた。

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根こそぎ倒れた流木が横たわる寒河江川C&R区間、川の中数百M先をよく見ていただくとフライフィッシャーが立っている。普通に釣れる水流ではないし、しばらく見ていたが釣れている様子も無かった。それでも川に立つ。それが釣り士のサガと知っていてなお川に立って竿を振る。

自分も同じなのだが、他人事としてみるとちょっと滑稽に感じることもあるかな。

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2013年8月 5日 (月)

爪あと

週末に山形へ釣行したのは前述の通りだが、本当にあちこちで豪雨の傷跡を見せられた気がする。

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これは8月3日のお昼にようやく開通した国道112号線の月山沢トンネル入口の崩壊。ここが開通するのに数日掛かった。代わりに西川IC~寒河江ダム間を無料供与していたのだが、高速道路を50km/h未満で走行する車が続出し、通るたびにノロノロだった。致し方ないか。

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こちらは大井沢へ向かう県道の途中、道路のダム側が崩壊していて、懸命な補修作業を行っていた。

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こちらは朝日山の家の橋の下流の護岸が流れてしまったのを護岸復旧している様子だが、道路はぎりぎり助かっていた。山の家の志田さんは最近若くして他界されたらしいが、もし生きておられたらさぞかし驚かれたことだろう。私もここ20年近く毎年のように来ている場所だがこんなことは初めてなのだ。

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そして寒河江川C&R区間のテン場対岸の小沢がやはり崩れていた。これらはほんの一部だ。人間はすぐに忘れてしまう。「災害は忘れた頃にやってくる」という格言は大事にしたいものだと思う。

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2013年8月 4日 (日)

山形詣で(郁楓氏と)

山形は何処も荒れていた。そんな中で地元の郁楓氏(通称PLAさん)がとある渓を見に行きたいと言うので、同行した。ここは私も仲間も通いなれた渓。たまに期待を外れることもあるけれど、未だかつてボウズはない渓である。

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記録的集中豪雨のあった大井沢でPLAさんと待ち合わせ。駐車場の真ん中に巨木が横たわっている。数日前までここは流木と倒木が散らばる状態だったのだろう。西川町の早い対応でもうテン場も使えるようになっていて、キャンプしているグループも2組いた。

早速PLAさんの華プリに便乗して渓へ向かう。途中崖崩れ箇所もある。情報では自己責任で通行してくださいとのことらしい。

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早速釣りはじめる。渓は若干増水気味だが、遡行は十分に可能なレベルだった。岩魚は遅めの流速のポイントで出てくれる。かつてDAIWAの伊藤稔氏が説いていた適水勢理論通り。おおむね流速30㎝~50㎝の流れを読めばかなりの確率で反応がある。

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しかし流れは以前とはかなり変わってしまっていた。河畔林の中を新しい流れが通っていたり、潅木がなぎ倒された跡があったりして、ほとんど洪水並みの流れだったことが想像できた。

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遡行は倒木さえ何とかしのげば大丈夫なレベルなので、適当に倒木を回り込む。釣りの方は意外と好調で、PLAさんも次々と岩魚を掛ける。

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ここの平均は20㎝クラスなのだが、結構な良型も出てくれた。1尾出れば満足と言っていたPLAさんも好釣を続けている。昨日の渓よりはポイントの埋まり方が酷くないのが救いなのだろうか。

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ところがここで私が予想だにしない28㎝の山女魚を掛けてしまった。というのもここで山女魚を釣ったのは初めてのこと。PLAさんもそうだという。そういえば去年はここでイワメを釣った。尾びれは若干情けないが、きっと岩魚に追い立てられて2番3番のポイントで生きてきたのだろう。

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脱渓点上流もこんな感じで倒木の連続だった。いやはやすごい水の力だ。林道を降りていくとやはり沢筋のほうがダメージが大きい。

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沢に土砂があふれて道路下にあった排水トンネルを詰まらせ、道路上を土砂が流れた跡があったが、すでに重機が入って沢の流れを導く作業は終わっていた。今回は記録的豪雨にやられて深い傷を負った山形の渓流が、それでも一歩ずつ立ち直っている様子を強く感じることが出来た。そこには当然ながら、山や土木でその立ち直りを補助する人間の姿も見える。そして何よりも渓魚が元気でいてくれたことがうれしかった。

PLAさんの記事:郁楓庵記『 愛 i  渓 k  遊 u 』 にも記事があります。

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2013年8月 3日 (土)

山形詣で(県北の渓)

実は今年2回目の山形詣で、初日は県北のとある渓。7月の異常豪雨で東北の山は壊滅的なダメージを受けていることを承知で、おそらく回復力の高いこの渓をまずは選択した。車止めに着くとすでに地元ナンバーの釣り人車と茨城ナンバーの車が先着。茨城の人は登山。

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入渓してすぐに淵がほとんど埋まっていることに気づく。流入する沢筋は酷い状況だった。普段チョロチョロの沢筋が大きくえぐられて、流木倒木が大量に溜まっている。

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それでも岩魚山女魚はきちんと生きていて、警戒心は強いものの反応は悪くない。まもなく良型の山女魚が出てくれた。地元の釣友は下流は山女魚が主体というが、私はどちらかと言うと岩魚のほうが過半数になることが多い気がしている。

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さらに遡行すると、岩魚も登場してくれた。荒天の後にしては結構太っている。山が豊かで逃げ込む場所もあるので、良好な状態を保てるのではないだろうか。

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先行者は上流に入ったのかもしれないと思うようになってきた。しかし流れは埋まっているので、瀬尻についている魚は極めて敏感に反応して白泡に逃げ込む。難しい釣りになった。下流部で最後に出たのは再び良型の山女魚だった。ここのアベレージサイズは25㎝位なので、釣ってても楽しい。気分がいいので、小雨も交じっていたが上流にも入ることにした。

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上流は下流よりもさらに荒れていた。もともと若干荒れ気味の渓相だったが、とにかく倒木が目立つ。淵が埋まっている。その傾向は下流よりも酷い。おまけに先行者が入っている気配で、反応はかなり厳しい。結局、上流では2尾の岩魚しか出なかった。

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しかも上流の岩魚は2尾とも痩せ気味だったのは、荒れ方が厳しいからだろうか。岩魚も困惑しているようだが、釣り人もこの天候被害には困惑する。

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埋まり方はこの写真のような状況。もとは落ち込みの連続する好渓なのだが、これだけ埋まってしまうと厳しいものがある。今回は渓相の回復を期待して途中で登山道によじ登り脱渓した。

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沢筋はどこもこんな感じで、流出した土砂と流木が本流筋に溜まっているのである。元に戻るには数回の大雨が必要かもしれないが、程度が酷すぎるとさらに悪化する可能性があるから、自然のバランスは微妙かつ絶妙だ。

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それでも山のあちこちには山百合が咲き誇っている。いい香りがする。夏の花、この山百合は10~20㎝の花を斜面に咲かせて、豪華な景色を見せてくれる。山って同じ場所でしばらくするとまた違った植物が伸びていて、多種多様な生き物が共存共栄をしているのをいつも感じさせてくれる。

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