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2013年10月20日 (日)

樹木と日本人

日本人は植物が大好きな人種です。自然を支配することによって世界観を広げてきた西洋に比べ比較的柔軟な東洋、その中でも自然の中に自分を溶け込ませることで究極の価値観を磨きこんだ日本人の自然との関り方は、いずれ地球を救うだろうと私は思っています。

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外堀公園にはいくつか柵を飲み込んだ樹木があります。ソメイヨシノも成長が早いので人工物と交差しますが、スズカケノキ(プラタナス)も同様です。

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こちらはまるで柵に掴まるような仕草に見えてきます。科学的には樹木にとって決して良いわけではなく、槍が刺さったまま歩いている人間のようなものです。しかし日本人はこれを自然の力の象徴として崇める場合があります。樹木を切るか、柵を除去するか、日本人は柵を除去するほうを選ぶでしょう。

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こちらの樹木は右側方向に傾いて伸びています。日本の造園の素晴らしいところは、この樹木を邪魔者にせず、左側に迂回路を作る点です。合理性を優先すれば樹木を植えかえるか、伐採してしまうほうがコストの面でも優位なのですが、残すという選択肢を取る日本人のやり方を私は素晴らしいと感じます。

サブカルチャーやサービス業で独自の価値を世界に提供している日本ですが、訪れてくれた外国人がそういう日本の心に触れてくれればうれしいですね。

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