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2015年10月26日 (月)

桂坂と洞坂(港区)

柘榴坂頂上の高輪教会からプリンスホテルを巻くように北進すると高輪警察署の交差点。警察署の向かいに素敵な火の見櫓の高輪消防署二本榎出張所がある。1933年の建築でとても美しい。 その景観を邪魔する電線と電柱が東京の街を醜くしている。

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この交差点を右折して消防署と警察署の間を降りていく道が桂坂である。 坂の途中にはこれまた風情のある建築物が多い。石垣に囲まれた野村證券の研修センター、東芝山口記念会館、石垣の上に黒塀の西崎緑舞踊教室など。 坂の途中の東芝山口記念館の前の路地を曲がると洞坂(ほらざか)になる。

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洞坂に入ると独特の細い坂の風景になる。 この感じがとてもいい。 この坂は桂坂から入るといったん高度を増し、最初の角を曲がると急傾斜で下っていく。 下りきったところが東禅寺の山門。

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東禅寺には1859年に最初の英国公使館が設置された。周辺は見事な傾斜地が多く、もっと他の路地も見てみたくなったが、必要以上の道草は禁物だ。

山門から少し下ると第一京浜に出る。ちょうど参道と第一京浜が出合うところに昭和らしい建物が残っている。 三徳部品という自動車部品会社の事務所のようである。 裏手にビルもあるし、各地に営業所もあるのでしばらくはこの建物を守ってくれそうだ。

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第一京浜を三田方面に少しだけ歩くと桂坂との交差点になる。 この交差点の角には高輪海岸の石垣石が発掘されて展示されている。まさにここが海岸であったわけだ。

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この辺りには東海道の遺跡がいくつかあるが、それは今回は省略して、桂坂に戻りたい。 桂坂は結構な急坂だが、今は2車線で歩道付きなのでそれほどには見えない。 それでも周辺の建物が良いので坂の風情がある。

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坂の上にあるのは国道1号線の明治学院前交差点にあるタワーマンション。 桂坂の高低差は第一京浜側が海抜5m、二本榎が22mなので17mある。坂自体が尾根筋に付いているので、左右が落ちている。そのためにこの坂から階段で降りる道がいくつもある。

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名もない階段だが、こういうのが良い。 若干波打つ仕上がりのところなどは時代感、手作り感があって微笑んでしまいそうだ。 高輪署の二本榎に上り詰めたころには少し汗ばんでいた。

<2015年10月25日 日曜日散策>

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