愛宕の坂 (2)
愛宕神社を裏道で下り、おそらく日本で唯一の琵琶の店、石田琵琶店を訪れたが休業日でシャッターが下りていた。 琵琶の本物を手近に見たことがないので一度見てみたかったのだ。 仕方なく戻り、杉田玄白の墓がある栄閑院を見ながら愛宕トンネルを抜けて愛宕下通りへ戻った。
愛宕下通り側から愛宕山に上る階段もあったので次回はこのトンネル脇からも上ってみたい。 トンネルの南の区画には森ビルの高層タワーが2本あり、それを脇に見なが南側のタワーの交差点を右折。 その先の正則高校への道に入る。
この辺りはいろんなところから東京タワーが見える。 東京タワーの足もとに見える茶色のビルが正則高校。 坂はこの先も緩やかながら続く。
上の写真の木々に埋もれた区画がオランダ大使館。 この辺りが切通坂。 どこからどこまでをいうのかはわからない。 大使館のそばには芝給水所がある。 覗いてみたら古い水道管などが遺構として残されていて興味深い。 どれも明治30年頃のものらしい。 江戸時代は小諸藩の屋敷跡。 そのまた先にある日鳶連会館が面白い。
道はすぐに東京タワー前の道に出る。 そこから飯倉に下るのが永井坂。 江戸時代にこの辺りを芝永井町といったのでこの名が付いた。 飯倉から外国人観光客でにぎわう東京タワー前を通り芝公園に入る。
公園の中のこの写真のあたりは江戸時代には富士見坂と呼ばれたようだ。 小高い丘の上には溶岩を土台にした祠もある。 富士講だったのかもしれない。 公園を下り東京プリンスホテル前を御成門方面へ。 ここが銀杏坂。
銀杏が由来というが見た感じ1本しか見当たらなかった。 下まで降りてみて歩道橋の上から眺めてみた。 銀杏並木があるのは東京タワー下交差点のあたりだけのようだ。
その後は公園を斜めに横切り御成門駅へ。 公園の中の道が東京タワーに向かって真っすぐに作られている。 そこには見事な銀杏の樹が何本もあった。
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