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2016年11月24日 (木)

男坂(千代田区駿河台)

錦華坂の坂上を進むと丁字路、左に進むと南西側が崖であることがよくわかる場所、男坂が現れる。 文坂や富士見坂を歩いているとこんな落差があるとは思えないのだが、ここは本郷台地の突端の西側を大昔の神田川が鋭利に削り取った地形だろう。

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男坂は途中に1か所だけ踊り場のある直線階段。全部で73段ある。女坂の82段より多いのは1段の高さが違うのか、あるいは踊り場の数の違いかはよく分からない。

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中ほどの踊り場から見上げる。そこには標柱があり、次のように書かれている。「この坂を男坂と言います。駿河台二丁目11番地の端から猿楽町へ下る石段の坂「女坂」に対して名付けられたものです。この坂のできたのも比較的新しく、大正13年(1924)8月政府による区画整理委員会の議決により作られたものです。男坂は同一場所、あるいは並行してある急な坂を、女坂は緩やかな坂というように区別されて名付けられています。」

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階段下の頭上にかかる渡り廊下は私立神田女学園中学・高校のもの。 男坂というだけあって一気に登るのはいささかきついが、階段の坂は風情があっていい。歴史が浅いのが物足りない点だが、駿河台の名を示す階段坂として魅力がある。

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