東京メトロ半蔵門線の半蔵門駅の真上にあるのが永井坂である。 坂の両側に永井姓を名乗る旗本屋敷があった。 古地図では永井勘九郎が東側で今のホテルモントレーの場所、西側には一番町東急ビルの場所に永井貞之助(永井奥乃助)の屋敷があったようだ。

番町という地名は、大番組や書院番などの武官の旗本屋敷が配置されたことに由来する。 前述の古地図では永井坂の先は細道になっていたがそれが袖摺坂である。 永井坂は江戸期から広い道だったようだ。 江戸期に沢筋を埋めて旗本屋敷の敷地にしたと思われる。ちょうどこの辺りが江戸期以前は沢筋だったのは、今も地形が物語っている。
Photo:2016/3/20
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