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2017年2月12日 (日)

富士見坂(千代田区永田町)

富士見坂という坂は本当に沢山ある。 複数名を持つ坂の別名を含めると10を優に超え15坂くらいはあるのではないだろうか。 永田町の富士見坂は永田町から国道246号の赤坂見附交差点に下る幅広い道路の坂道。 歴史とともに姿を変えていく道でもある。江戸時代は外濠の赤坂見附という見張り門があり、南には溜池、北西には弁慶濠が位置していた。

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赤プリの工事現場の仕切り板に昔の写真が何枚か張ってあった。 上の写真は1960年、東京五輪の数年前のもの。 右から下ってくるのが富士見坂。 路面電車が行き交う。 弁慶橋のたもとにはすでにボートハウスがある。富士見坂の手前は今は土手上が衆議院議長公邸、土手下が赤坂東急ホテルだが、当時はただの土手とガソリンスタンドだったようだ。

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上の写真は1967年、東京五輪の後。 首都高速道路が弁慶濠に沿って走り、赤坂見附交差点は今と同じオーバーパスになっている。ビルも建ちその上の1960年の写真からは大きな変貌を遂げている。手前の賑わいは赤坂プリンスのプール。当時もっともトレンディな場所だった。

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そして現在の富士見坂。 勾配が急で西に開いているだけに富士山がよく望まれたものと思われる。衆・参議院議長公邸は,雲州松江藩松平出羽の屋敷跡。明治になって公用地となり華族女学校の設立と歴史をつないだ(華族女学校の大きな石碑が公邸の裏にある)。

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勾配、曲がり具合から、大通りでなければなかなかの坂景色だったと思うが、大通りになってもきちんと傾斜を感じさせてくれるのは大したものだ。

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