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2017年2月17日 (金)

潮見坂(千代田区)

霞が関坂から外務省を挟んだ南西側の坂が潮見坂。 外務省と財務省の間になる。 官庁街なのでここも広い道路で勾配が弱く感じる。 しかし江戸時代の初期は日比谷の入り江に向かって真っすぐに下っていく坂で、海を眺められたことから名がついたようである。

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日比谷の地名の由来だが、干満の差の大きな日比谷入り江ではその昔沢山の漁師が枝付きの竹を並べて魚を獲っていた。 今でも海苔の養殖に使われるこの仕掛けを「ヒビ」と呼んでいる。 参照→ 浦島海苔のホームページ

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坂の上には国会議事堂が鎮座している(写真では中央分離帯の並木に隠れ気味)。坂の説明柱には次のように書かれていた。この坂を潮見坂といいます。『新撰東京名所図会』には「潮見坂は霞が関坂と三年坂の間の坂なり」と書かれています。中世の頃までは、日比谷公園のあたりが入り江であったといわれ、坂も当時はもっと高く眼下に海をのぞむことができたためにつけられた名でしょう。潮見坂、汐見坂は皇居東御苑をはじめほかにも多くあります。

江戸時代には東京のいたるところから海が見えたので潮見坂は多い。文字違いをまとめると6坂か7坂あるはずだ。

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