聖心女子高校裏手の坂道
この坂は特に書物に載っているとか、名前があるような坂ではない。それでも私のお気に入りの坂道なのである。
三光坂の坂上に服部邸の門がある。その先を進むと右手に聖心女子高校の敷地へつながる広い路地があるが、入り口に守衛がいて当然その道に進むことはできない。 一方通行出口の標識の少し先の路地を右に入る。 そこはまるで住宅街の小道のようだが、少し歩くと上の写真の風景が現れる。
そのまま進む。右のコンクリート塀は聖心女子の敷地。左の石垣は東京大学医科学研究所である。エイズなどの研究が有名だ。聖心の敷地は江戸時代は松平右近(現在の島根県浜田の大名)の屋敷だった。一方の東大医科学研究所は松平阿波守(徳島藩)の屋敷だった。もっとも江戸時代は結構屋敷替えが行われたので、徳島藩は幕末に近い頃のことである。
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