七面坂(麻布)
大黒坂の坂下から麻布十番商店街に向かって下る坂が七面坂である。 標柱には、「坂の東側にあった本善寺(戦後五反田に移転)に七面大明神の木像が安置されていたためにできた名称である。」と記されている。
現在は短く傾斜もあまりない坂道である。 標柱にある本善寺は戦後五反田に移ったと書かれているが実は廃寺のようであると横関英一氏の本には書いてあったが、調べてみると五反田駅と高輪台駅の間に本善寺は存在し、七面明神座像もご本尊としてあるようだ。
坂下は麻布十番商店街なのだが、昔から何故十番なのかが気になっていた。 調べてみると江戸時代に古川の改修が行われ、その第10番目の工区だったからだとされているようだ。『御府内備考』(1820年代幕府編纂)という書物にその記述があるようだが、難しい古文を自分なりに読み解くと、10番目の工夫を出した町ということも、10番目の土置き場だったという事も書かれており、よくわからない。
港区のHP を見てみると1975年当時の写真があり、そうとうな傾斜に見える。
http://www.city.minato.tokyo.jp/azabuchikusei/mirai/04-06.html
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